話題株ピックアップ【昼刊】:トレンド、楽天銀、デクセリ

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■トレンドマイクロ <4704>  10,860円   +1,502 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 トレンドマイクロ<4704>はストップ高。ロイター通信が13日、「ベインキャピタルやアドベント・インターナショナル、EQTなどが日本のサイバーセキュリティー企業トレンドマイクロの買収に乗り出していることが、事情を知る関係者の話で明らかになった」と報じた。これを受け、同社株には買いが膨らんでいる。

■エイチワン <5989>  1,132円   +150 円 (+15.3%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 エイチワン<5989>が急騰。12日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.3%減の1710億3000万円、最終損益は72億9600万円の黒字(前年同期は170億3700万円の赤字)となった。黒字転換を果たしたほか、期末配当予想を従来の見通しから24円増額し37円とした。業況と株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。年間配当予想は50円(前期比30円増配)となる。4~12月期は自動車フレームの生産量が減少した一方、製造コストの圧縮や前期の減損処理に伴う償却費負担の減少があって黒字を確保した。

■ジェイエイシ <2124>  762円   +97 円 (+14.6%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 ジェイエイシーリクルートメント<2124>は急伸。12日取引終了後に25年12月期連結業績予想について売上高を前期比14.7%増の449億円、営業利益を同10.0%増の100億円と発表した。売上高、営業利益とも前期に続き過去最高を更新する見通しとなり、これを好感した買いが入っている。配当予想も前期比6円増の32円とした。同時に発表した24年12月期決算は売上高が前の期比13.6%増の391億5600万円、営業利益が同10.7%増の90億9000万円だった。主力の国内人材紹介事業が好調だった。あわせて27年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高591億円、営業利益144億円を目指す。

■楽天銀行 <5838>  5,679円   +699 円 (+14.0%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 楽天銀行<5838>が大幅高で3日続伸。株価は前日比10.9%高の5524円まで上値を伸ばし、上場来高値を大幅に更新している。12日の取引終了後、25年3月期の連結経常利益を従来予想の650億円から690億円(前期比42.6%増)に上方修正すると発表。従来の5期連続での過去最高益予想を更に上乗せした形となり、これが好材料視されているようだ。運用資産の増加や日銀の政策金利の引き上げに伴う運用利回りの上昇などを背景に資金運用収益が拡大する一方、事業規模拡大によって経営効率が更に向上したことが上振れの要因としている。なお、同時に発表した4~12月期の同利益は前年同期比40.4%増の494億9700万円だった。

■ケアネット <2150>  690円   +80 円 (+13.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ケアネット<2150>がマドを開けて急伸した。12日の取引終了後、取得総数234万3600株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.36%)、取得総額15億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。25年12月期が増収増益となる予想も示しており、評価されたようだ。自社株の取得期間は13日から8月29日まで。25年12月期の売上高予想は前期比11.8%増の125億円、最終利益予想は同31.6%増の15億円とした。メディカルプラットフォーム事業では医療コンテンツの質の向上や生涯学習コンテンツの拡充を図り、新規会員の獲得につなげる方針。医療機関向け経営支援サービスの提供を通じて成長加速を目指す。

■デクセリアルズ <4980>  2,280円   +216.5 円 (+10.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 デクセリアルズ<4980>が大幅高で3日続伸となっている。12日の取引終了後、25年3月期の連結最終利益(国際会計基準)を従来予想の230億円から270億円(前期比19.6%増)に上方修正すると発表しており、これが好感されている。足もとで反射防止フィルムや異方性導電膜(ACF)などの高付加価値製品が拡大し、為替が円安で推移したことで、第3四半期の業績が想定より好調だったことを反映した。また、第4四半期の為替前提レートは従来の1ドル140円から152円70銭に見直した。あわせて、年間配当を従来計画の104円から110円に増額修正した。そのほか、発行済み株式数の1.69%にあたる300万株または50億円を上限に自社株買いを実施すると発表したことも材料視されている。なお、取得した自社株は3月27日付ですべて消却する予定だ。

■PHCホールディングス <6523>  1,117円   +99 円 (+9.7%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)最終が黒字浮上で着地・10-12月期も黒字浮上」が好感された。
 PHCホールディングス <6523> [東証P] が2月12日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は76.3億円の黒字(前年同期は111億円の赤字)に浮上し、通期計画の103億円に対する進捗率は74.2%となった。

■アイスタイル <3660>  572円   +49 円 (+9.4%)  11:30現在
 アイスタイル<3660>は大幅高で昨年来高値を更新。12日取引終了後、25年6月期連結業績予想について売上高を640億円から660億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を24億円から28億円(同44.3%増)へ上方修正すると発表。更に配当予想を年1円で復配するとしており、これを好感した買いが集まっている。マーケティング支援事業で大手化粧品ブランドだけでなく中堅・新興ブランドとの取引高が計画よりも拡大したことや、リテール事業で新規出店や既存店改装、販売イベントが奏功したことが業績を押し上げる。あわせて、年内をメドに香港で海外初となる旗艦店をオープンすることを明らかにした。

■奥村組 <1833>  4,310円   +365 円 (+9.3%)  11:30現在
 奥村組<1833>が大幅高で6連騰。12日の取引終了後、配当予想の増額修正と自社株買いの実施を発表した。25年3月期の業績予想の上方修正も公表しており、ポジティブ視されたようだ。期末配当予想を16円増額して103円に引き上げた。年間配当予想は216円(前期は237円)となる。自社株の取得総数は100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.71%)、取得総額50億円を上限とし、13日から6月30日の間に実施する予定。更に、25年3月期の業績予想について、売上高見通しを20億円増額して2980億円(前期比3.4%増)、最終利益見通しを2億円増額して87億5000万円(同30.0%減)に修正した。土木事業における追加工事の獲得による影響や、石狩バイオエナジーの4~12月期の業況などを踏まえて業績予想を見直した。

■ダイドーリミテッド <3205>  1,099円   +87 円 (+8.6%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は赤字縮小」が好感された。
 ダイドーリミテッド <3205> [東証S] が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は5億4100万円の赤字(前年同期は4億3500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■UTグループ <2146>  2,409円   +182 円 (+8.2%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は18%減益・通期計画を超過、今期配当を9.67円増額修正」が好感された。
 UTグループ <2146> [東証P] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.3%減の67.4億円に減ったが、通期計画の65億円に対する進捗率が103.7%とすでに上回り、さらに5年平均の75.7%も超えた。同時に、今期の年間配当を従来計画の102.66円→112.33円(前期は96.15円)に増額修正した。
 同時に発表した「2.5%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.5%にあたる100万株(金額で16億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月13日から5月14日まで。

■しずおかFG <5831>  1,467円   +80 円 (+5.8%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常を4%上方修正、配当も10円増額」が好感された。
 しずおかフィナンシャルグループ <5831> [東証P] が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.0%減の743億円となった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は39円)に増額修正した。

■日本ドライケミカル <1909>  4,380円   +235 円 (+5.7%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常を12%上方修正、配当も10円増額」が好感された。
 日本ドライケミカル <1909> [東証S] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.5%増の37.9億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の45円→55円(前期は50円)に増額修正した。

■リスキル <291A>  3,825円   +700 円 (+22.4%) ストップ高   11:30現在
 リスキル<291A>はストップ高。12日取引終了後に4~12月期単独決算を発表し、売上高は17億100万円、営業利益は6億7400万円だった。営業利益が通期計画(6億6700万円)を超過しており、業績上振れを期待した買いが集まっている。社会人教育の重要性が叫ばれ、労働生産性向上や人的資本経営に関する注目が高まるなか、多くの研修を提供することができたという。なお、前年同期に財務諸表を作成していないため増減率は記載していない。

■ペットゴー <7140>  955円   +150 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在
 ペットゴー<7140>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の955円に買われた。同社が12日の取引終了後に発表した25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高が前年同期比7.1%減の70億3500万円、最終利益が同16.0%増の1億7300万円となった。最終利益は通期計画を超過しており、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。ノミ・マダニ駆除薬や食事療法食に関するD2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)ブランドのエントリーモデルを発売したほか、各オンラインモールでD2Cブランドの専門店を新規出店し、広告販促投資などの施策も実施した。結果としてD2Cブランド製品の販売が大きく伸び、収益拡大に寄与した。ナショナルブランド商品については商流変更などの影響で減少した。

●ストップ高銘柄
 クシム <2345>  238円   +50 円 (+26.6%) ストップ高   11:30現在
 GMO TECH <6026>  9,240円   +1,500 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 gumi <3903>  634円   +100 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 ビート <9399>  1,575円   -500 円 (-24.1%) ストップ安   11:30現在
 ハッチ・ワーク <148A>  1,777円   -500 円 (-22.0%) ストップ安   11:30現在
 AIFCG <254A>  1,876円   -500 円 (-21.0%) ストップ安   11:30現在
 カバー <5253>  2,690円   -700 円 (-20.7%) ストップ安   11:30現在
 エクサウィザーズ <4259>  439円   -100 円 (-18.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、6銘柄

株探ニュース

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