若築建、今期経常を23%下方修正
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若築建設 <1888> [東証P] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比47.2%減の29.2億円に落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の61億円→47億円(前期は76.9億円)に23.0%下方修正し、減益率が20.8%減→39.0%減に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の56億円→42億円(前年同期は42.2億円)に25.0%減額し、一転して0.6%減益計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比17.3%増の24.2億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の8.7%→9.6%に改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 個別業績予想 売上高につきましては、第3四半期会計期間における工事進捗率は高水準で推移したものの、上半期における複数の大型工事での進捗遅れによる計画との差異を挽回するには至らず、前回予想値を115億円下回る850億円となる見込みであります。 経常利益につきましては、工事採算性は良好に推移したものの、売上高の減少に伴う完成工事総利益の減少を補うことができず、前回予想値を14億円下回る44億円となる見込みであります。 当期純利益につきましても、上記要因により前回予想値を8億円下回る32億円となる見込みであります。連結業績予想 主に個別業績の影響によるものであります。 配当について 当社は、株主還元方針を「DOE3.6%を下限とし、配当性向40%以上(単体)」としております。当期の配当につきましては、業績予想を下方修正したものの、2024年5月14日の発表通り、1 株当たり126円の配当を予定しております。これにより単体のDOEは3.6%以上、単体の配当性向は50.0%となる見込みであります。 なお、本件は2025年5月開催予定の取締役会の決議をもって正式に決定する予定であります。