奥村組、今期経常を3%上方修正、配当も16円増額

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決算

 奥村組 <1833> [東証P] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比42.3%減の64.1億円に落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の75億円→77億円(前期は148億円)に2.7%上方修正し、減益率が49.6%減→48.2%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の106億円→108億円(前年同期は76.9億円)に1.9%増額し、増益率が37.7%増→40.3%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の200円→216円(前期は237円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の95.1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.9%→6.2%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  利益配分については、経営上の最重要課題の一つと認識しており、安定的な配当を継続することを前提としたうえで、業績に応じた成果の配分を行うことを株主還元の基本方針とし、連結配当性向70%以上(業績にかかわらず自己資本配当率(DOE)2.0%を下限とする)を現中期経営計画(2022~2024 年度)期間中の株主還元方針としています。 当期においては、連結子会社である石狩バイオエナジー(同)の爆発事故による影響が連結業績を押し下げる要因となっていますが、個別業績は特定の国内大型土木工事の採算悪化を除くと堅調に推移していることや、株主還元の基本方針等を勘案し、当期の年間配当金予想については、個別配当性向70%相当額としています。 本日別途公表しました「2025年3月期第3四半期決算短信」でお知らせしていますとおり、個別業績予想の修正に伴い、1 株当たり期末配当金を前回予想の 87円から 16 円増配した 103円に修正し、1 株当たり年間配当金を中間配当金 113 円と合わせた 216円といたします。 なお、業績予想の修正に関する詳細は、「2025年3月期第3四半期決算短信」添付資料3ページ「1.経営成績等の概況 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。

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