渋沢倉、今期経常を2%上方修正、配当も10円増額
投稿:
澁澤倉庫 <9304> [東証P] が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.9%増の45.3億円に伸びた。 併せて、通期の同利益を従来予想の54億円→55億円(前期は50.9億円)に1.9%上方修正し、増益率が6.1%増→8.0%増に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の22.6億円→23.6億円(前年同期は24.5億円)に4.4%増額し、減益率が7.7%減→3.6%減に縮小する計算になる。 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→130円(前期は100円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.9%減の14億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.7%→5.5%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 通期連結業績予想については、前期中や当期に取扱いを開始した物流事業が順調に進んでいることや、不動産事業が堅調に推移していることにより、営業収益は前回予想を上回る見込みです。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、受取配当金の増加や特別利益を計上すること等を踏まえ、前回発表の連結業績予想を修正するものであります。 当社では、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つと位置づけ、成長投資を積極的に行ったうえで、業績および将来の見通しに配慮しながら、一株当たり配当金は配当性向40%を目安に累進的配当方針を導入しております。上記方針、および2025年3月期通期連結業績予想の上方修正を勘案し、期末配当予想を1株当たり70円に上方修正いたします。これにより、年間配当予想は1株当たり130円となります。(注) 本資料に掲載されている予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。