話題株ピックアップ【昼刊】:古河機金、ノート、アストロHD
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■古河機械金属 <5715> 2,441円 +413 円 (+20.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 古河機械金属<5715>は急騰。祝日前10日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1877億円から1989億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を82億円から87億円(同2.1%増)へ上方修正すると発表。あわせて記念配当や大規模な自社株買いの実施を発表しており、これらを好感した買いが入っている。ロックドリル部門で北米向けの油圧クローラドリルの出荷が予想を上回るため。円安により金属部門が増収増益となることも寄与する見込み。配当予想については記念配当を実施するとした。従来予想の60円に創業150周年記念配当10円を上乗せし、70円(前期55円)とする。自社株買いについては取得上限が700万株(自己株式を除く発行済み株数の19.30%)、または100億円。期間は2月12日から来年2月10日まで。更に、2月28日付で400万株の自社株を消却することを明らかにした。 ■note <5243> 2,830円 +421 円 (+17.5%) 一時ストップ高 11:30現在 note<5243>が3連騰し連日の昨年来高値更新となっている。午前11時ごろ、新たに「物語投稿サイト」を今春リリースすると発表したことが好感されている。子会社Tales&Co.と共同で立ち上げるもので、同サイトに投稿された作品が広く読者に公開されるだけではなく、note及びTales&Co.が連携する出版社・映像会社・動画配信プラットフォーム・ゲーム会社などでのメディアミックス化されることを目指すとしている。 ■アストロHD <186A> 746円 +100 円 (+15.5%) ストップ高 11:30現在 アストロスケールホールディングス<186A>に大口の投資マネーが波状的に流入しており、需給相場の様相を呈してきた。前週にストップ高を交え大底圏からの急浮上を鮮明とした。今週明け10日はいったん利食われたものの、目先筋の売り一巡を待って改めて買い直され、きょうは値幅制限上限の746円まで駆け上がりカイ気配で張り付いている。同社はスペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去を手掛けるほか、人工衛星の軌道上サービスを行うベンチャーで、業績は赤字が続いているもののトップラインの伸びが著しい。直近は宇宙開発関連の一角として存在感を高めている。前週末7日に行われた日米首脳会談で「サイバー・宇宙分野での連携強化を協議する」と報じられ、そのなかスペースデブリの監視に日米で協働する方向にあることから、同社株に対する物色人気が増幅された。更に、11日に同社の英国子会社が、英国宇宙庁(UKSA)が主導するデブリ除去ミッション「COSMIC(コズミック)」の開発において、現在の契約フェーズの中間マイルストーンを達成したことを発表、これが思惑買いを加速させている。 ■メタプラネット <3350> 6,760円 +880 円 (+15.0%) 一時ストップ高 11:30現在 メタプラネット<3350>がカイ気配スタートで大幅続伸。直近5連騰を記録し、この間に32%も株価水準を切り上げていたが、きょうは一段と上げ足を加速している。ホテル事業を展開するほか、ビットコインへの積極投資を行っている。10日取引終了後に発表した25年12月期の業績予想は売上高が前期比3.2倍の34億円、営業利益は同7.1倍の25億円と急拡大する見通しとなった。これがポジティブサプライズとなったほか、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消したことも投資資金の攻勢を誘っている。株価は昨年11月以降に大口資金の流入が顕著となり、時価は2015年7月以来9年半ぶりの高値圏に浮上している。 ■荏原実業 <6328> 4,465円 +540 円 (+13.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位 荏原実業<6328>が続急伸した。前営業日の10日取引終了後、24年12月期の連結決算発表にあわせ、25年12月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比6.7%増の400億円、最終利益は同4.5%増の33億円を見込み、過去最高益の更新を計画する。年間配当予想は同25円増配の120円としており、これらをポジティブ視した買いが入った。受注残高が高水準となるなか、防災・減災や蓄電池、水産を中心に受注高の増加を計画する。中期経営計画も公表し、27年12月期に売上高450億円、営業利益55億円(25年12月期見通し45億円)に業績を拡大する目標を掲げた。 ■デジタルガレージ <4819> 4,450円 +390 円 (+9.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位 10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)最終は黒字浮上」が好感された。 デジタルガレージ <4819> [東証P] が2月10日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は52.4億円の赤字(前年同期は44.1億円の黒字)に転落した。 ■東テク <9960> 2,579円 +226 円 (+9.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位 10日に決算を発表。「今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額」が好感された。 東テク <9960> [東証P] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比50.0%増の110億円に拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の88円→93円(前期は1→3の株式分割前で205円)に増額修正した。 ■シナネンHD <8132> 6,560円 +570 円 (+9.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期は9.6倍増益」が好感された。 シナネンホールディングス <8132> [東証P] が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は22.9億円の黒字(前年同期は15.6億円の赤字)に浮上し、通期計画の31億円に対する進捗率は5年平均の39.9%を上回る73.9%に達した。 ■エラン <6099> 838円 +65 円 (+8.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位 10日に決算を発表。「今期経常は34%増で2期ぶり最高益、前期配当減配も今期増配」が好感された。 エラン <6099> [東証P] が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期の連結経常利益は前の期比3.7%減の35.4億円になったが、25年12月期は前期比33.7%増の47.4億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。16期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を14円→13円(前の期は13円)に減額し、今期は前期比2円増の15円に増配する方針とした。 ■日東工業 <6651> 3,110円 +211 円 (+7.3%) 11:30現在 10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は17%増益」が好感された。 日東工業 <6651> [東証P] が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.03%減の95億円となり、通期計画の120億円に対する進捗率は79.2%に達し、5年平均の74.8%も上回った。 ■マルハニチロ <1333> 3,139円 +209 円 (+7.1%) 11:30現在 10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は65%増益、今期配当を10円増額修正」が好感された。 マルハニチロ <1333> [東証P] が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.6%増の310億円となり、通期計画の320億円に対する進捗率は97.0%となり、5年平均の95.4%とほぼ同水準だった。同時に、今期の年間配当を従来計画の100円→110円(前期は85円)に増額修正した。 ■ケイアイスター不動産 <3465> 4,610円 +300 円 (+7.0%) 11:30現在 ケイアイスター不動産<3465>が急反発し昨年来高値を更新している。10日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を3200億円から3250億円(前期比14.8%増)へ、営業利益を145億円から165億円(同45.2%増)へ、純利益を73億円から85億円(同26.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を65円から83円へ引き上げたことが好感されている。住宅業界で全国的に市場在庫の調整が進んだことで、利益率の回復傾向が継続していることが売上高・利益を押し上げる。一方で人件費などの建築コスト上昇や金利上昇などの懸念材料はあるものの、同社が展開するエリアの住宅販売は堅調に推移しているという。なお、年間配当予想は148円(前期180円)となる。同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高2328億3400万円(前年同期比17.8%増)、営業利益114億2300万円(同44.9%増)、純利益58億5900万円(同23.9%増)だった。 ■ソラコム <147A> 1,376円 +86 円 (+6.7%) 11:30現在 ソラコム<147A>が6連騰している。午前11時ごろ、丸紅<8002>と、海外市場におけるIoT分野での協業に向けた合意書を締結したと発表しており、好材料視されている。今回の協業は、ソラコムの提供するグローバルIoTプラットフォーム「SORACOM」とそのコア技術を活用し、グローバル企業や海外市場に進出する日本企業、丸紅グループ企業のビジネス変革を加速・支援することが目的。今後、ソラコムは丸紅とそれぞれの強みを生かし、IoT分野のグローバル協業モデルの構築について検討、協議を進めるとしている。 ■デジタルアーツ <2326> 6,080円 +210 円 (+3.6%) 11:30現在 デジタルアーツ<2326>が反発している。10日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を9万株(発行済み株数の0.66%)、または5億円としており、取得期間は2月12日から5月12日まで。資本効率の向上を図るとともに、株主還元を目的としているという。 ■ファンデリー <3137> 435円 +80 円 (+22.5%) ストップ高 11:30現在 ファンデリー<3137>がストップ高の435円に買われている。10日の取引終了後、国産ハイブランド冷凍食品「旬をすぐに」を2月17日からイオン<8267>グループ店舗で販売すると発表しており、販路拡大による業績への貢献を期待した買いが入っている。「旬をすぐに」は、国産食材100%で82種類の食品添加物不使用のハイクオリティーな冷凍食品シリーズ。イオンでの販売開始に伴い、2月下旬から一部商品のパッケージデザインもリニューアルする。 ■ピーバンドットコム <3559> 454円 +80 円 (+21.4%) ストップ高 11:30現在 ピーバンドットコム<3559>がストップ高の454円に買われている。10日の取引終了後、三井物産<8031>100%出資の米国子会社ミツイ・プラスチックスと共同で、北米市場向けのプリント基板ネット通販サイトを新規に開設すると発表しており、これを好感した買いが流入している。北米向けプリント基板ネット通販サイト「PCBFlash」の開設は、急成長する北米のプリント基板市場に進出し、製造コストの削減と高品質なプリント基板ソリューションを提供することで、競争力の更なる向上を図るのが狙い。PバンCOMの「P板.com」のシステムとその供給網を使うことで、日本基準で品質管理されたプリント基板を北米市場のユーザーに提供し、北米市場における両社のプレゼンスを向上させるとしている。 ■サイフューズ <4892> 654円 +100 円 (+18.1%) ストップ高買い気配 11:30現在 サイフューズ<4892>がカイ気配を切り上げている。8日にTBSテレビの「情報7daysニュースキャスター」で同社が紹介されたことを材料視した買いが集まり、前営業日の10日に同社株はストップ高に買われた。祝日による休場明けの12日も、買い注文を大量に抱えた状況が続いている。同社は前週末7日に番組で紹介されると告知。バイオ3Dプリンターを活用して生み出される再生臓器や3Dミニ肝臓などの「3D細胞製品」の開発の様子などが取り上げられるとしていた。 ●ストップ高銘柄 新東 <5380> 2,587円 +500 円 (+24.0%) ストップ高 11:30現在 AIFCG <254A> 2,376円 +400 円 (+20.2%) ストップ高 11:30現在 など、11銘柄 ●ストップ安銘柄 サンウェルズ <9229> 475円 -100 円 (-17.4%) ストップ安 11:30現在 以上、1銘柄 株探ニュース