理経、今期経常を一転30%増益に上方修正

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決算

 理経 <8226> [東証S] が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11倍の5億1600万円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の4億6000万円→6億7000万円(前期は5億1600万円)に45.7%上方修正し、一転して29.8%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8000万円→2億9000万円(前年同期は5億4800万円)に3.6倍増額し、減益率が85.4%減→47.1%減に縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比70.0%増の1億3600万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8%→3.2%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  連結の予想値につきましては、売上高は182 億円、営業利益は7 億7 千万円、営業外費用で子会社においてコミットメントラインの枠増額により7千万円を計上し、経常利益は6億7 千万円、特別損失として投資有価証券評価損2千万を計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は3億5千万円となり、2024 年5月13 日に発表した業績予想の数値に対し上回る見込です。 セグメント別では、システムソリューションにつきましては、教育機関向けシステムは当初見込より案件数が増え計画以上に進捗いたしましたが、製造業向けデータ計測・解析関連製品や、新たに取り組んでいるデジタルツインを活用した製造業向けVR/AR、IoT ヘルスケア事業が当初計画より遅れており、売上高、利益とも前回予想を下回る見込です。 ネットワークソリューションにつきましては、当初見込んでいた映像配信システム案件及び衛星通信システム案件の減少により売上高は前回予想を下回る見込です。 電子部品及び機器につきましては、導電性樹脂接着剤は当初計画以上に推移しておりますが、小型衛星用デバイスの販売立上げ遅れやディスプレイデバイスの需要が落ち込み、計画より減少する見込みです。一方、連結子会社である株式会社エアロパートナーズの防衛省向け航空機部材、保守点検ビジネスは好調で、売上高、利益とも前回予想を上回る見込です。 なお、これらの数値は現時点で入手可能な情報に基づき判断したものです。実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。以 上

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