ニホンフラ、今期経常を一転16%減益に下方修正
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ニホンフラッシュ <7820> [東証P] が2月10日後場(15:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.2%減の11.1億円に落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の25.5億円→16億円(前期は19億円)に37.3%下方修正し、一転して16.2%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.2億円→11.7億円(前年同期は9.1億円)に44.8%減額し、増益率が2.3倍→28.5%増に縮小する計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比18.0%減の6.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の10.8%→7.5%に大幅低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当第3四半期連結累計期間における業績及び通期見込みについて精査した結果、2024年5月15日に公表いたしました2025年3月期の連結業績予想について修正することと致しました。 日本セグメントにおいては、受注状況は前年度比10%以上増加と好調に推移しているものの、戸建需要の低迷に加え、大型物件の工事遅れ等があり、売上減少が見込まれます。また、中国セグメントにおいても、中国国内での不動産開発業者大手100社の2024年1月から7月までの新築契約ベースの売上高は約49兆円と前年同期比40%減(うち7月は前年同期比19.4%減、前月比は35.3%減 中国不動産調査会社大手 中国指数研究院調べ)となりました。また、中国不動産会社第2位の万科企業においても2024年上半期(1~6月)決算は赤字となる等、依然厳しい状況が続いております。 そのような状況の中、当社は不動産デベロッパー向け販売からルート販売及び商業施設向け(スターバックス等)への店舗用、その他ホテルチェーン店への内外装ドアの販売に注力し、販路の拡大と付加価値の高い商品群の開発を進めてまいります。また、潤泰グループとの業務提携による台湾市場の開拓は着実に進展しており、更に輸出も含めた新市場への展開も積極的に進めてまいります。 なお、当社の期末配当は、2025年5月15日の公表どおり、1株につき18円の配当(18円の中間配当金とあわせ年間36円)を予定しております。 ※上記に記載した業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。