名糖産が後場に上げ幅拡大、今期利益・配当予想増額し株主優待拡充も発表
名糖産が後場に上げ幅拡大、今期利益・配当予想増額し株主優待拡充も発表
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名糖産業<2207.T>が後場に上げ幅を拡大し、昨年来高値を更新した。10日午後2時、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、利益予想を引き上げたほか、配当予想を増額修正した。株主優待制度の拡充も公表し、好感されたようだ。 今期の経常利益予想を従来の見通しから2億5000万円増額して26億5000万円(前期比85.3%増)、最終損益の黒字額の予想を2億5000万円増額して46億5000万円(前期は7億300万円の赤字)に見直した。売上高予想は据え置いた。化成品事業での高利益率製品の販売増による影響や、食品事業での商品の内容量変更・価格改定効果などが寄与する。期末配当予想については2円増額して18円に修正した。年間配当予想は35円(前期比7円増配)となる。中期経営計画の配当目標も引き上げ、27年3月期の配当目標については43円から45円に引き上げた。 更に、年2回実施する株主優待のうち、9月末日を基準日とする株主優待の対象となる保有株式数の要件に「200株以上1000株未満」を新設。そのうえで、基準日と保有株式数に応じて贈呈する商品の金額(小売価格)を増額することとした。4~12月期の売上高は前年同期比16.8%増の212億9900万円、経常利益は同85.8%増の25億600万円だった。このほか、同社は今年9月1日付で商号をmeitoに変更すると発表した。 出所:MINKABU PRESS