川本産業がS高カイ気配、エアウォータによるTOB価格にサヤ寄せの動き◇
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川本産業<3604.T>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1056円でカイ気配となっている。7日の取引終了後、同社に対して親会社のエア・ウォーター<4088.T>が非公開化を目的として株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買付価格は1株1200円で、川本産業の7日終値906円を32%上回る。川本産業の株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせた。エアウォータは川本産業を完全子会社化することで、製品開発の強化やグループの生産性の向上などを図る。 買付予定数の下限は96万100株(所有割合16.57%)で、上限は設定しない。買付期間は10日から4月3日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経て川本産業は上場廃止となる見通し。川本産業はTOBに賛同の意見を表明している。東京証券取引所は2月7日付で川本産業を監理銘柄(確認中)に指定した。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS