「銀行」が14位にランク、日銀の利上げ継続観測で国内金利に先高観<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が14位となっている。

 日銀は1月23~24日に開いた金融政策決定会合で追加利上げを決めたが、市場では今後も利上げ路線が継続されるとの観測がくすぶっている。これを後押ししているのが直近の経済指標で、総務省が先月31日に発表した1月の東京都区部の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総合の伸び率が3カ月連続で拡大。また、厚生労働省が今月5日に発表した昨年12月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比0.6%増と2カ月連続のプラスとなったこともこうした見方につながっている。

 日銀の植田和男総裁は先月31日の衆院予算委員会で「日銀が描く経済・物価の見通しが実現していけば、政策金利を引き上げ、緩和度合いを調整していく」と述べ、今月4日の衆院予算委員会で「現在はデフレではなくインフレの状態にある」との認識を示した。6日には日銀の田村直樹審議委員が講演で「政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」などと発言しており、国内金利の先高観が改めて広がっている。

 金利上昇は銀行にとって貸し出しの利ザヤ拡大につながるほか、運用益の増加による業績への恩恵が期待でき、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、りそなホールディングス<8308.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、しずおかフィナンシャルグループ<5831.T>、八十二銀行<8359.T>といった銀行株の動向から目が離せない。

出所:MINKABU PRESS

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