クリエイト、今期経常を23%下方修正、配当も8円減額(訂正)
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クリエイト <3024> [東証S] が2月4日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.8%増の5.3億円に伸びた。 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の9億円→6.9億円(前期は4.1億円)に23.3%下方修正し、増益率が2.2倍→68.3%増に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7億円→4.9億円(前年同期は3.2億円)に30.0%減額し、増益率が2.2倍→51.2%増に縮小する計算になる。 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の42円→34円(前期は26円)に減額修正した。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比1.5%減の3.3億円となり、売上営業利益率は前年同期の3.4%→3.3%とほぼ横ばいだった。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 連結及び単体の業績予想修正の要因については、単体クリエイト株式会社における以下の原因によるものであります。 当社は、住宅着工戸数の減少により、主力である塩化ビニル管・継手の販売が減少し、排水・汚水関連商品と化成商品は売上減となりました。一方、工場プラント向けは堅調で、省人化・省施工に貢献するプレハブ加工品やステンレス材、ポリエチレン製品は好調でした。しかし、住宅関連の落ち込みを補うには至らず、当初の業績予想を下方修正いたします。 当社は株主の皆様への利益還元を経営上の重要政策と位置付けており、2024年4月から2027年3月までの3か年を対象期間とする中期経営計画”Vision110”に掲げております配当性向30%を基準とすることを念頭に、業績及び財務状況を総合的に勘案し配当を行うことを基本方針としています。 しかしながら、今回の業績予想の修正に伴い上記方針及び業績動向等を総合的に勘案した結果、2025年3月期の期末配当において、1株当たり配当予想28円より8円減配し、20円に修正することといたしました。これにより年間配当金は、1株当たり42円から34円となり、2025年3月期の予想配当性向(連結)は30.9%となる予定です。(注) 上記の予想は本資料の発表日時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績及び配当金は今後の様々な要因により異なる可能性があります。