米外為市場サマリー:トランプ関税の悪影響が懸念され一時154円00銭台に軟化

米外為市場サマリー:トランプ関税の悪影響が懸念され一時154円00銭台に軟化

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為替

 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円73銭前後と前週末に比べて45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円06銭前後と同70銭強のユーロ安・円高だった。

 トランプ米大統領が1日にカナダとメキシコ、中国からの輸入品に追加関税を課す大統領令に署名したことで、米経済や企業収益への影響を懸念したドル売り・円買いが先行。NYダウが一時660ドル超下落するなど投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、ドル円相場は154円02銭まで下押す場面があった。その後、メキシコのシェインバウム大統領が「トランプ米大統領との協議で米国による追加関税の発動を1カ月延期することで合意した」と発表し、カナダのトルドー首相が「4日に予定されていた関税の発動を1カ月延期することでトランプ米大統領と合意した」ことを明らかにするとドルの買い戻しが流入。また、この日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した1月の米製造業景況感指数が50.9と、前月から1.7ポイント上昇したこともドルの下支えとなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0344ドル前後と前週末に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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