前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■Vコマース <2491> 910円 (-300円、-24.8%) ストップ安 東証プライムの下落率トップ。バリューコマース <2491> [東証P]がストップ安。前週末1月31日取引終了後、25年12月期連結業績予想について売上高を前期比21.4%減の239億円、営業利益を同39.9%減の25億円と発表。配当予想も同8円減の49円としており、これを嫌気した売りが膨らんだ。同時に発表した24年12月期決算は売上高が前の期比3.4%増の304億1000万円、営業利益が同20.5%減の41億6000万円だった。成果報酬型広告で金融分野の一部広告主に出稿意欲の緩やかな回復がみられたことが寄与し、増収を確保。一方、利益面では中期経営計画に基づく戦略投資の実施が重荷となった。 ■エスエムエス <2175> 1,269円 (-400円、-24.0%) ストップ安 東証プライムの下落率2位。エス・エム・エス <2175> [東証P]がストップ安。前週末1月31日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を656億6500万円から610億5000万円(前期比13.1%増)へ、営業利益を90億9600万円から63億円(同23.8%減)へ下方修正すると発表した。これを嫌気した売りが膨らんだ。医療機関を中心とした働き方の見直しや賃金上昇の影響で求職者の転職意欲に鈍化がみられたことが要因。今後の成長継続に向けた広告宣伝投資も響く見通し。なお、未定としていた今期の配当予想は28円50銭(前期20円)とした。 ■エンプラス <6961> 4,430円 (-950円、-17.7%) 東証プライムの下落率3位。エンプラス <6961> [東証P]が3日ぶり急反落。前週末1月31日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を415億円から380億円(前期比0.5%増)へ、営業利益を66億円から51億円(同9.8%増)へ下方修正すると発表した。サーバー用途や自動車用途の市場の落ち込み、顧客の在庫調整などによる影響を織り込んだ。これをネガティブ視した売りが優勢となった。 ■ソシオネクス <6526> 2,051円 (-384.5円、-15.8%) 東証プライムの下落率4位。ソシオネクスト <6526> [東証P]が続急落。前週末1月31日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから100億円減額して1900億円(前期比14.1%減)、最終利益予想は15億円減額して180億円(同31.1%減)に見直しており、嫌気されたようだ。中国市場で通信機器などの需要が振るわず、顧客の在庫調整が長期化するなか、売り上げの減少に伴う下振れ分を原価改善の取り組みでカバーするには至らないと判断した。第4四半期(1-3月)の想定為替レートは1ドル=130円とした。4-12月期の売上高は前年同期比14.4%減の1452億6400万円、最終利益は同18.8%減の164億7400万円だった。 ■マーベラス <7844> 509円 (-68円、-11.8%) 東証プライムの下落率5位。マーベラス <7844> [東証P]が続急落。前週末1月31日取引終了後、25年3月期連結業績予想を修正すると発表。売上高を前期比8.5%減の270億円(従来予想290億~320億円)、営業利益を同37.9%減の15億円(同15億~20億円)とした。新作タイトルの発売が翌期となったこと、第3四半期までにおいてタイトルの不振や計画未達があったことなどが要因。これが売り材料視された。 ※3日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース