中央紙器がS高カイ気配、ニッコンHDによるTOB価格にサヤ寄せ◇
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中央紙器工業<3952.NG>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1649円でカイ気配となっている。同社は前週末1月31日の取引終了後、ニッコンホールディングス<9072.T>が中央紙器に対し、非公開化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。買付価格は1株5034円で、中央紙器の株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は211万1300株で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経て、中央紙器は上場廃止となる見込みで、最終的に株主はトヨタ自動車<7203.T>とニッコンHDのみとなる。物流サービスを手掛けるニッコンHDは段ボール製品を手掛ける中央紙器とともにシナジーの発揮を目指す。中央紙器はTOBに賛同の意見を表明した。買付期間は2月3日から3月18日。名古屋証券取引所は1月31日付で、中央紙器を監理銘柄(確認中)に指定した。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS