明日注目すべき【好決算】銘柄 明電舎、レーザーテク、スクリン (31日大引け後 発表分)
投稿:
1月31日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 明電舎 <6508> [東証P] ★今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の155億円→185億円に19.4%上方修正。増益率が15.8%増→38.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。EV事業における需要の落ち込みがあるものの、海外を主体とする変電事業や保守サービスを中心に業績の改善が続く。 電算 <3640> [東証S] ★今期経常を71%上方修正 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の13.6億円→23.2億円に70.6%上方修正。増益率が10.3%増→88.2%増に拡大する見通しとなった。新たな案件として、マイナンバーカードと保険証の一体化対応や定額減税補足給付金の対応などを受注したことを織り込んだ。標準準拠システムへの効率的な移行を実現するために開発した自動化ツールを利用し、順調に作業を進めたことも上振れの要因となる。 住友ファーマ <4506> [東証P] ★今期最終を一転黒字に上方修正 ◆25年3月期の連結最終損益を従来予想の160億円の赤字→160億円の黒字(前期は3149億6900万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。北米で進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」などが好調に推移しているほか、中国での販売が計画を上回ることが要因。円安効果に加え、事業構造改革などによる費用の減少も上振れに貢献する。 虹技 <5603> [東証S] ★今期経常を38%上方修正、配当も20円増額 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の7.8億円→10.8億円に38.5%上方修正。増益率が9.2%増→51.3%増に拡大する見通しとなった。国内鋳物事業でコスト改善策の進捗や製品の販売価格是正による収益増加を見込むほか、中国で自動車用プレス金型鋳物の受注を確保したことを織り込んだ。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→60円(前期は60円)に大幅増額修正した。 三社電機 <6882> [東証S] ★今期経常を2倍上方修正 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→10億円に2.0倍上方修正。減益率が85.6%減→71.2%減に縮小する見通しとなった。無停電電源装置などの一部販売が前倒しとなることに加え、コストダウンへの取り組みや経費削減の進展も利益を押し上げる。 レーザーテク <6920> [東証P] ★上期経常が99%増益で着地 ◆25年6月期上期(7-12月)の連結経常利益は前年同期比99.5%増の624億円に拡大して着地。マスク欠陥検査装置を主力とする半導体関連装置の売上高が拡大したほか、メンテナンスなどのサービス部門も大きく伸びた。直近3ヵ月実績の10-12月期は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。 スクリン <7735> [東証P] ★今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も36円増額 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の1135億円→1275億円に12.3%上方修正。増益率が20.4%増→35.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、3回目。AI関連投資が拡大する中、ファウンドリーの最先端投資や中国顧客の前倒し要請などを背景に、主力の半導体製造装置の販売が伸びる。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の247円→283円に増額修正した。 コナミG <9766> [東証P] ★今期最終を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も23円増額 ◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の595億円→700億円に17.6%上方修正。増益率が0.6%増→18.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。「eFootball」などの主力タイトルが好調に推移しているに加え、家庭用ゲームの新作「SILENT HILL 2」の販売が計画を上回ることが要因。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の132円→155円(前期は131円)に増額修正した。 株探ニュース