住友ファーマ、今期最終を一転黒字に上方修正
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住友ファーマ <4506> [東証P] が1月31日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は212億1900万円の黒字(前年同期は1177億0800万円の赤字)に浮上して着地した。 併せて、通期の同損益を従来予想の160億円の赤字→160億円の黒字(前期は3149億6900万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の162億2900万円の黒字→482億2900万円の黒字(前年同期は2472億2800万円の赤字)に3.0倍増額した計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は534億4800万円の黒字(前年同期は499億6700万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-37.9%→19.0%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 今回修正予想においては、通期の想定為替レート(期中平均為替レート)を前回発表予想の1 米ドルを145.0 円から152.0 円、1 中国元を20.0 円から21.0 円に見直しています。 売上収益は、北米セグメントにおいて進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」などが好調に推移し、アジアセグメントにおいては中国での販売が計画を上回っていることに加え、想定為替レートの見直しによる増加影響もあることから、前回発表予想から430 億円増の3,810 億円に修正しました。 コア営業利益は、増収に伴う売上総利益の増加に加え、販売費及び一般管理費および研究開発費について、為替レートの見直しによる増加影響があるものの、当社における事業構造改革等による費用の減少により横ばいとなる見込みであることから、前回発表予想から290 億円増の300 億円に修正しました。 営業利益は、当社における事業構造改善費用等を計上するものの、コア営業利益の増加影響が大きく、前回発表予想から210 億円増の210 億円に、親会社の所有者に帰属する当期損益は、前回発表予想の160 億円の損失から160 億円の利益に修正しました。(注)本プレスリリースに含まれる将来の予測等に関する事項は、発表日現在において入手可能な情報による当社の仮定および判断に基づくものであり、既知または未知のリスクおよび不確実性が内在しています。したがって、業績・その他の将来の予測等に関する事項は、今後さまざまな要因によって本リリースの記載内容と大きく異なる結果となる可能性があります。