パリミキHD、今期経常を33%下方修正
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パリミキホールディングス <7455> [東証S] が1月31日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の20.7億円→14億円(前期は25.9億円)に32.5%下方修正し、減益率が19.9%減→46.0%減に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.9億円→2.2億円(前年同期は5.2億円)に75.4%減額し、一転して58.0%減益計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年3月期の通期連結業績予想につきましては、売上高は概ね計画どおりに推移しておりますが、営業利益、経常利益、および親会社株主に帰属する当期純利益が下回る見込みとなったため、上記のとおり修正することといたしました。国内事業における業績修正の主な要因は、主要な品目である眼鏡の販売単価は上がっており、特に百貨店内のメガネサロンなどでは想定を上回って推移しておりますが、全体では眼鏡の販売額が当初の計画値を下回る見込みであり、眼鏡以外の商品(金地金等)の販売額が増加したことなどにより全体の粗利率が予想の水準に達していないこと、物価上昇に伴うコスト増や人件費の上昇により販売費・一般管理費が全般的に増加していること、また量販月である12月度単月の利益額は前年同月の実績を上回ったものの、第3四半期までの前述の状況をカバーするまでには至らず、利益が当初の想定を下回る見込みとなったためであります。また、海外事業においても、物価高による諸経費の増加および人件費の高騰の影響が大きく、特に中国法人において中国国内の景気が回復していないなかで不採算店の整理をすすめているため、当初の想定よりも利益は下回る見込みです。これらの状況を踏まえ、主要商品である眼鏡を中心に提案力の強化とコスト構造の改善に早急に取り組んでまいります。なお、上記の業績予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因により予想数値と異なる結果となる場合があります。