三社電機、今期経常を2倍上方修正
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三社電機製作所 <6882> [東証S] が1月31日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比79.0%減の7.1億円に大きく落ち込んだ。 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の5億円→10億円(前期は34.7億円)に2.0倍上方修正し、減益率が85.6%減→71.2%減に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.7億円→6.7億円(前年同期は22.9億円)に3.8倍増額し、減益率が92.3%減→70.6%減に縮小する計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比82.4%減の3.9億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の22.4%→6.5%に急低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 半導体事業におきましては、主要な用途におけるユーザーの在庫調整が長期化しており、需要回復は来年度となる見通しであることから、前回見通しよりさらに減収となる見通しです。 電源機器事業におきましては、前回見通しに対して来年度の販売を予想していた無停電電源装置などの一部が当期の販売となることから、増収となる見通しです。 以上の販売状況を踏まえ、コストダウンへの取り組みと諸経費の削減が功を奏し、営業利益は前回見通しより5億円の増益となる見通しです。これらの経営環境を考慮し、通期連結業績予想値を上記のとおり修正いたします。 なお、上記業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は、様々な要因により変動する可能性があります。