イチカワ、今期経常を一転14%増益に上方修正、配当も5円増額

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決算

 イチカワ <3513> [東証S] が1月31日後場(15:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.7%増の11.9億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の9.8億円→13.3億円(前期は11.6億円)に35.7%上方修正し、一転して13.9%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.7億円→7.2億円(前年同期は3.3億円)に93.6%増額し、増益率が12.3%増→2.2倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→80円(前期は70円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の5.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.9%→12.6%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当期の連結業績につきましては、概ね通期の計画通りに進捗しておりますが、為替相場は乱高下があったものの2024年5月公表時の想定レート(1USドル=140円、1ユーロ=150円)以上に円安傾向で推移していることにより、連結売上高及び全段階の利益において前回発表予想値を上回る見込みとなりました。

  当社では、株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題の一つと認識し、企業競争力の強化と財務の健全性を維持しつつ、配当性向の目途を1株当たり連結当期純利益の30%以上とし、安定的かつ積極的な利益還元の実施を基本方針としております。 上記方針と今回の通期業績予想の修正を踏まえ、期末配当予想につきましては、前回予想の1株当たり35円から5円増配し、1株当たり40円とすることといたします。 これにより、当期の1株当たり年間配当金は、第2四半期末配当金40円と合わせ80円となる予想です。 なお、次年度からスタートする次期中期経営計画の中で、配当方針の見直しも検討してまいります。※ 上記予想は、本資料の発表日現在における将来の経営環境予想等の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後種々の要因によって予想数値とは異なる場合があります。

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