話題株ピックアップ【昼刊】:メタプラ、PI、野村マイクロ
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■Synspective <290A> 646円 +89 円 (+16.0%) 一時ストップ高 11:30現在 Synspective<290A>が5連騰している。29日の取引終了後、米国に子会社2社を設立すると発表したことが好感されている。世界最大の宇宙関連市場である米国及び北米地域において、現地ニーズに応じた迅速な事業活動を展開することがグループの成長をより加速すると判断し、2月に米国における持ち株会社及び事業会社をデラウェア州に設立する。なお、業績への影響は未定としている。 ■メタプラネット <3350> 4,880円 +510 円 (+11.7%) 11:30現在 メタプラネット<3350>が12%を超える急騰をみせたほか、セレス<3696>、リミックスポイント<3825>、クシム<2345>、フィスコ<3807>など仮想通貨関連株に投資マネーの流入が目立つ。ビットコイン価格が足もと上昇基調を強めている。トランプ米大統領は仮想通貨取引の規制緩和に積極的な姿勢を打ち出しており、これがビットコインの先高期待につながっているほか、直近では前日までの日程で行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が暗号資産に前向きな発言をしたことが伝わっており、これが東京市場で関連銘柄の株価を強く刺激する格好となった。 ■PI <4290> 733円 +73 円 (+11.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ プレステージ・インターナショナル<4290>が大幅高で5連騰。29日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比8.8%増の476億円、経常利益は同3.0%増の64億1300万円となった。10~12月期の経常利益は同14%増となり、中間期時点で減益だった経常利益は4~12月期では増益を確保する形となった。業況を好感した買いが集まったようだ。オートモティブ事業では自動車保険の契約台数の増加に伴い手配件数が伸長し、国内外の自動車メーカーからの受託業務も拡大。ロードサービスのグループ内出動比率の向上による外注費の抑制や、委託料の改定による効果も利益を押し上げた。 ■野村マイクロ <6254> 2,580円 +222 円 (+9.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 野村マイクロ・サイエンス<6254>は反発。29日取引終了後、インドのTATA SEMICONDUCTOR MANUFACTURINGとの間で、超純水製造装置の導入について今月11日に基本合意したと発表した。これが材料視されている。TATAが手掛けるインドで最初(野村マイクロ調べ)の半導体製造工場(前工程)へ導入するという。納入予定時期は2026年。これを足掛かりに今後のインド市場において積極的な事業展開を目指す。 ■日本電技 <1723> 3,765円 +315 円 (+9.1%) 11:30現在 29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が46%増益で着地・10-12月期も58%増益」が好感された。 日本電技 <1723> [東証S] が1月29日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比46.3%増の59億円に拡大し、通期計画の76億円に対する進捗率は77.8%に達し、5年平均の44.6%も上回った。 ■NJS <2325> 3,750円 +305 円 (+8.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位 上下水道関連のコンサルティングを展開するNJS<2325>や日水コン<261A>が大幅高となっている。埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、県は29日、周辺の自治体の住民に対し下水道の使用を控えるように呼び掛けた。陥没事故は地下の下水道管の破損が原因とみられている。下水道の使用自粛による影響は約120万人に上る見込み。今回の事態を受け、全国的に下水道インフラに対する調査や老朽化した設備の更新が進むとの思惑が広がり、下水道関連株を物色する流れが強まった。日本ヒューム<5262>や大盛工業<1844>が買われ、栗本鐵工所<5602>や日本鋳鉄管<5612>などが堅調に推移している。 ■電通総研 <4812> 6,060円 +360 円 (+6.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位 電通総研<4812>が反発している。29日の取引終了後、集計中の24年12月期連結業績について、売上高が従来予想の1520億円から1526億4200万円(前の期比7.0%増)へ、営業利益が200億円から210億3900万円(同0.1%増)へ、純利益が140億円から151億1700万円(同3.1%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。ビジネスソリューション及び製造ソリューションが予想を上回ったことが要因。また、売上総利益率も向上した。 ■AREホールディングス <5857> 1,753円 +84 円 (+5.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位 AREホールディングス<5857>が大幅続伸している。同社は29日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比67.0%増の3729億6900万円、最終利益は同60.4%増の113億8500万円となった。10~12月期の最終増益は同2.6倍となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は87%に上り、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。貴金属リサイクル部門では宝飾分野や電子分野での回収量が増加した。また北米精錬部門では製品事業の低迷が続いた一方、トレーディング事業は好調に推移し、収益を押し上げた。 ■サイバーエージェント <4751> 1,185円 +51 円 (+4.5%) 11:30現在 サイバーエージェント<4751>がカイ気配スタートで切り返し急。前日は朝高後に値を消したが、きょうは改めて投資資金が攻勢をかけており、5日移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドが鮮明だ。29日取引終了後に25年9月期第1四半期(24年10~12月)の決算を発表、最終利益が50億7100万円の黒字(前年同期は4億7200万円の赤字)と回復色を鮮明としている。「ABEMA」の損益改善などをはじめメディア&IP事業が好調だったほか、AIを活用したネット広告需要が旺盛で収益押し上げに寄与した。これを好感する買いを呼び込んでいる。 ■パナHD <6752> 1,575円 +52 円 (+3.4%) 11:30現在 パナソニック ホールディングス<6752>が朝安後にプラスに転じた。同社は米EV(電気自動車)メーカーのテスラに車載電池を供給している。テスラが米国時間29日の取引終了後に発表した24年10~12月期決算は、売上高が前年同期比2%増の257億ドル、調整後1株利益が0.73ドルとなり、いずれも市場予想を下回った。時間外取引でテスラ株は、初期反応は下落となったが、その後は持ち直してプラス圏に浮上している。テスラは決算とともに25年の自動車ビジネスについて「成長に復帰する」との見解を示しており、投資家に安心感をもたらしたようだ。テスラ株の時間外の動きが、パナHD株への物色意欲を高めたとみられている。 ■アドバンテスト <6857> 8,704円 +186 円 (+2.2%) 11:30現在 アドバンテスト<6857>が続伸している。29日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を6400億円から7400億円(前期比52.1%増)へ、営業利益を1650億円から2260億円(同2.8倍)へ、純利益を1220億円から1675億円(同2.7倍)へ上方修正し、あわせて未定としていた期末配当予想を20円とし、年間配当予想を実質増配となる39円へ引き上げたことが好感されている。SoC(システムオンチップ)を中心とするAI関連の旺盛なテスタ需要の継続が見込まれていることに加えて、製品供給能力増強への取り組みが奏功し、従来予想に織り込み切れなかった需要増への対応を織り込んだ。第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高5473億5800万円(前年同期比56.1%増)、営業利益1641億2600万円(同2.6倍)、純利益1212億1000万円(同2.6倍)だった。 ■ジーエヌアイグループ <2160> 3,370円 +45 円 (+1.4%) 11:30現在 ジーエヌアイグループ<2160>が6日続伸している。この日、中国子会社である北京コンチネント薬業が製造販売承認を取得したアバトロンボパグマレイン酸塩錠に関して、慢性特発性血小板減少症(ITP)を対象に適応疾患拡大の承認を取得したと発表しており、好材料視されている。アバトロンボパグマレイン酸塩錠は、昨年6月に国家薬品監督管理局(NMPA)から慢性肝疾患に伴う血小板減少症を適応症として製造販売の承認を取得。今回の適応拡大の承認は、原因が特定できない免疫系異常による血小板の減少及び出血リスクが高いITPに対し血小板数の増加、出血の軽減及びその予防にも有効であると判断されたことによるもので、販売開始は25年上期を予定している。なお、25年12月期業績への影響は精査中としている。 ■三井海洋開発 <6269> 3,200円 +35 円 (+1.1%) 11:30現在 三井海洋開発<6269>が続伸している。この日、東洋エンジニアリング<6330>と共同で、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)で生産されるガスからアンモニアを製造するブルーアンモニアFPSOの基本設計承認(AiP)を米国船級協会(ABS)から取得したと発表しており、好材料視されている。ブルーアンモニアとは、製造プロセスで発生するCO2の排出をCCS(二酸化炭素回収・貯留)などにより抑制されたアンモニアのこと。今回、AiPを取得したブルーアンモニアFPSOは、これまで特別な用途がなく貯留層に圧入されていた、海底油田から排出される余剰随伴ガスを用いてブルーアンモニアを製造し、貯蔵及び積み出しまでを行うというもの。また、随伴ガスからアンモニアに変換する過程で生じるCO2を回収するだけでなく、ガスタービン自家発電機からのCO2も合わせて回収する設備を搭載することで、アンモニア製造に伴うFPSOからのCO2排出量を最小化することが可能になるという。なお、海底ガスを使ったアンモニア洋上生産の設計承認は日本企業では初となる。 ■日本航空電子工業 <6807> 2,695円 -198 円 (-6.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位 29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が11%減益で着地・10-12月期も22%減益」が嫌気された。 日本航空電子工業 <6807> [東証P] が1月29日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.6%減の110億円に減り、通期計画の160億円に対する進捗率は69.2%にとどまり、5年平均の75.3%も下回った。 ■横河ブHD <5911> 2,668円 -74 円 (-2.7%) 11:30現在 横河ブリッジホールディングス<5911>は安い。29日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1650億円から1600億円(前期比2.5%減)へ、営業利益を140億円から130億円(同18.5%減)へ下方修正すると発表した。第3四半期の受注伸び悩みにより、エンジニアリング関連事業の売上高が計画を下回る見込みとなったことが要因。これが嫌気されている。 ■東邦レマック <7422> 542円 +80 円 (+17.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 東邦レマック<7422>がストップ高の542円でカイ気配となっている。29日の取引終了後、集計中の24年12月期単独業績について、最終利益が従来予想の5400万円から1億2400万円(前の期1億3500万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入している。暖冬による冬物商品の不振や物価の高騰による消費マインドの低下などを受けて売上高は54億円から47億5700万円(前の期比6.7%減)へ下方修正したものの、売上原価の抑制に注力したことや販管費の削減、投資事業組合運用益及び固定資産売却益の計上などが最終利益を押し上げた。 ●ストップ高銘柄 東邦レマック <7422> 542円 +80 円 (+17.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 以上、1銘柄 ●ストップ安銘柄 レナサイエンス <4889> 1,525円 -500 円 (-24.7%) ストップ安 11:30現在 iFEGBA <2629> 3,720円 -700 円 (-15.8%) ストップ安売り気配 11:30現在 One中国5 <2553> 2,349円 -500 円 (-17.6%) ストップ安売り気配 11:30現在 以上、3銘柄 株探ニュース