外為サマリー:154円70銭台に軟化、日銀副総裁講演に警戒感

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為替

 30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円73銭前後と前日の午後5時時点に比べて55銭程度のドル安・円高となっている。

 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円22銭前後と前日に比べて30銭強のドル安・円高で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決まり、結果が市場の想定内だったことから155円10銭近辺まで軟化する場面があった。

 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で、トランプ政権の政策を見極めていく姿勢を示しており、この日の東京市場のドル円相場は気迷いムードのなかでスタートした。ただ、きょう予定されている氷見野良三日銀副総裁の講演を警戒する向きもあり、午前9時50分ごろには154円70銭まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0426ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=161円32銭前後と同45銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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