本日注目すべき【好決算】銘柄 AGS、サイバー、アドテスト (29日大引け後 発表分)

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 1月29日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 AGS <3648> [東証S]  ★今期経常を34%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の13.7億円→18.4億円に34.3%上方修正。増益率が6.5%増→43.1%増に拡大し、従来の14期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。企業のDX推進などを背景に、ソフトウエア開発を中心にすべてのセグメントが堅調に推移していることを反映した。

 ダイトーケミ <4366> [東証S]  ★4-12月期(3Q累計)経常は8.7倍増益・通期計画を超過
 ◆25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比8.7倍の6億6900万円に急拡大して着地。先端の半導体用感光性材料やディスプレイ周辺材料、機能性材料などを強化する中、22.6%の大幅増収を達成した。
  通期計画の5億9000万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 サイバー <4751> [東証P]  ★10-12月期(1Q)経常は36%増益で着地
 ◆25年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比35.9%増の88億円に拡大して着地。メディア&IP事業が重層的に売り上げを積み上げ好調に推移。ネットテレビ局「ABEMA」の損益改善などで大幅増益を達成した。

 静甲 <6286> [東証S]  ★今期経常を一転40%増益に上方修正・30期ぶり最高益、配当も2円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の9.8億円→14億円に42.9%上方修正。従来の減益予想から一転して40.3%増益を見込み、一気に30期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。産業機械事業で食品業界からの引き合いが増加し、大型液体充填ラインの受注が伸びたことが寄与。電機機器事業における県内製造業向け自動化ラインの売上増加なども収益を押し上げる。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の18円→20円(前期は16円)に増額修正した。

 アドテスト <6857> [東証P]  ★今期最終を37%上方修正・2期ぶり最高益、未定だった配当は39円実施
 ◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の1220億円→1675億円に37.3%上方修正。増益率が95.9%増→2.7倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、3回目。HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)やAI関連半導体向けでの高水準な試験装置需要が継続し、売上高が計画を15.6%も上回ることが利益を押し上げる。
  併せて、従来未定としていた年間配当は39円実施する方針とした。

 東邦レマック <7422> [東証S]  ★前期最終を2.3倍上方修正
 ◆24年12月期の最終損益(非連結)を従来予想の5400万円の黒字→1億2400万円の黒字(前の期は1億3500万円の赤字)に2.3倍上方修正した。暖冬による冬物商品の不振などで売上高は計画を下回ったものの、売上総利益率の確保や販管費の削減に加え、投資事業組合運用益や固定資産売却益の計上によって利益は上振れした。

 キヤノンMJ <8060> [東証P]  ★今期経常は5%増で5期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は10円増配へ
 ◆24年12月期の連結経常利益は前の期比1.5%増の543億円で着地。続く25年12月期も前期比4.8%増の570億円と5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は成長事業に位置づけるITソリューション事業が好調に推移し、増収増益を確保する計画。
  併せて、前期の年間配当を130円→140円(前の期は120円)に増額し、今期も前期比10円増の150円に増配する方針とした。

 シーユーシー <9158> [東証G]  ★今期最終を一転12%増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ
 ◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の22億円→29億円に31.8%上方修正。従来の減益予想から一転して11.8%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。昨年10月に子会社化したノアコンツェルの業績寄与に加え、居宅訪問看護部門で利用者数と利用者当たりケア時間が増加することが要因。為替差益の計上も利益を押し上げる。

 白洋舎 <9731> [東証S]  ★前期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の21.5億円→25億円に16.3%上方修正。増益率が横ばい→16.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。インバウンド需要を背景とした取引先ホテルの稼働増加などによって、レンタル事業リネンサプライ部門の売上高が計画を上回ったことが寄与。構造改革による固定費圧縮や適正な経費管理に取り組んだことも上振れにつながった。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→60円(前の期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

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