信越化が後場マイナスに転じる、第3四半期増収増益も通期予想の据え置きを嫌気

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 信越化学工業<4063.T>が後場に入りマイナスに転じている。正午ごろに発表した第3四半期累計(24年4~12月)連結決算は、売上高1兆9296億円(前年同期比5.8%増)、営業利益5844億3900万円(同4.5%増)、純利益4325億3900万円(同6.4%増)と増収増益となったものの、注目されていた通期予想の上方修正がなかったことから売られているようだ。

 塩化ビニルなど生活環境基盤材料事業は伸び悩んだものの、電子材料事業でシリコンウエハーのほか、フォトレジストやマスクブランクスなどの半導体材料が伸長した。また、希土類磁石では堅調なハードディスクドライブ用の需要に応える一方、車載市場への拡販に注力したことも寄与した。

 なお、25年3月期通期業績予想は、売上高2兆5000億円(前期比3.5%増)、営業利益7350億円(同4.8%増)、純利益5330億円(同2.5%増)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS

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