外為サマリー:155円70銭台で推移、トランプ氏の関税関税強化姿勢で下げ幅縮小
投稿:
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円70銭前後と前日午後5時時点に比べ16銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=162円50銭前後と同48銭程度のユーロ安・円高で推移している。 中国企業の生成AI「ディープシーク」が米国のAI関連企業の脅威になるとの見方から前日の米株式市場でハイテク株が急落し、米長期金利も低下した。投資家のリスク許容度が下向くなかで円買い需要が高まったものの、東京時間に入り輸入企業による実需のドル買い観測が広がった。更に、トランプ米大統領が輸入品への一律関税の税率について、2.5%よりもはるかに高い税率を望んでいると発言。米国でインフレ圧力が強まるとの懸念を背景にドルに上昇圧力が掛かった。。ドル円相場は午後に一時1ドル=155円90銭台までドル高・円安に振れた。一方、28日は日経平均株価が一時600円を超えるなど株安が進行した。リスク回避目的の円買い需要は継続しドル円相場の上値を抑えた。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0436ドル前後と同0.0020ドルのユーロ安・ドル高で推移している。 出所:MINKABU PRESS