日東電が反落、25年3月期業績予想の上方修正を発表も材料出尽くし感強まる

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 日東電工<6988.T>が反落している。27日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を9820億円から1兆50億円(前期比9.8%増)へ、営業利益を1800億円から1850億円(同33.0%増)へ、純利益を1300億円から1350億円(同31.5%増)へ上方修正したが、直近で上昇基調にあっただけに、この日は材料出尽くし感から売られているようだ。

 足もとでデータセンター向けの高容量ハードディスクドライブ(HDD)の生産が想定を上回っていることやハイエンドスマートフォンの生産が堅調に推移したことにより、データセンター向けの回路基板やスマホ向け高精度基板が伸長していることに加えて、為替が円安に推移したことが売上高・利益を押し上げる。売上高1兆円超えが実現すれば、同社としては初となる。なお、第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高7782億8500万円(前年同期比12.2%増)、営業利益1529億3500万円(同36.1%増)、純利益1086億8900万円(同33.2%増)だった。

 同時に、上限を3400万株(発行済み株数の4.84%)、または800億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は2月5日から8月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び総合的な株主還元策の一環として実施するとしている。

出所:MINKABU PRESS

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