ファナックが冴えない、今期業績予想引き上げ発表も物足りなさを意識

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 ファナック<6954.T>が朝高後に下げに沈むなど、冴えない展開となっている。27日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の売上高予想は7878億円から7919億円(前期比0.4%減)に、最終利益予想は1343億円から1392億円(同4.5%増)に上方修正した。ただ、修正後の通期計画に対しては物足りなさも意識され、全体相場が調整色を示すなかで次第に売り圧力が高まったようだ。

 4~12月期の売上高は前年同期比1.9%減の5850億1400万円、最終利益は同4.5%増の1027億8400万円だった。10~12月期では減収減益となったが、想定よりも業績が堅調に推移しているとし、通期の業績予想を引き上げた。1~3月期の想定為替レートは1ドル=140円、1ユーロ=150円。従来は下期で1ドル=135円、1ユーロ=150円としていた。10~12月期の受注高は2011億円と前年同期比21.5%増となった。

出所:MINKABU PRESS

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