話題株ピックアップ【夕刊】(2):スギHD、アイピーエス、セガサミー

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■スギホールディングス <7649>  2,630円   +46.5 円 (+1.8%)  本日終値
 スギホールディングス<7649>が続伸。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断「A」と目標株価3050円を継続した。同社グループは中部エリアを中心に調剤併設型ドラッグストアのスギ薬局を展開している。同社は9日に第3四半期決算を発表するとともに、25年2月期業績予想を増額修正した。今期の売上高は8100億円から8750億円(前期比17.5%増)に引き上げたほか、営業利益は400億円から410億円(同12.0%増)に見直した。物販を中心に販売が好調だったことに加え、連結子会社化した調剤薬局I&H(兵庫県芦屋市)の業績を織り込んだ。同証券では、今期の同利益は415億円を見込んでいる。I&Hの改善余地は大きく、今後の展開に期待している。

■アイ・ピー・エス <4390>  2,568円   +38 円 (+1.5%)  本日終値
 アイ・ピー・エス<4390>は続伸。前週末24日取引終了後、フィリピンで電気通信事業を行う子会社が、同国の一大工業団地「カビテ・エコノミック・ゾーン」に通信回線を提供する新たなパートナーシップ契約を現地の協同組合との間で締結したと発表。これが材料視された。

■セガサミー <6460>  2,882.5円   +35 円 (+1.2%)  本日終値
 セガサミーホールディングス<6460>は底堅い動き。前週末24日取引終了後、昨年10月に発売した「ソニック」シリーズ最新作「ソニック×シャドウ ジェネレーションズ」の世界累計販売本数が200万本(セガ調べ)を突破したと発表した。これを材料視した買いが株価を下支えしたようだ。

■森永乳業 <2264>  2,808円   +31.5 円 (+1.1%)  本日終値
 森永乳業<2264>が強含み。同社はきょう、一部商品の価格改定を実施すると発表しており、これによる採算改善などが期待されているようだ。改定日は、飲料の一部商品が3月1日出荷分から、ヨーグルト・デザート・牛乳類・家庭用チーズの一部商品は4月1日出荷分から。理由として、商品に使用している原材料及び包装資材の価格やエネルギーコストが上昇していることに加え、人手不足の深刻化による人件費や物流費の高騰を挙げている。

■アステラス製薬 <4503>  1,518.5円   +16.5 円 (+1.1%)  本日終値
 アステラス製薬<4503>が続伸。同社は前週末24日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想に関し、フルベースでの利益予想を引き下げた一方で、コアベースでの業績予想を上方修正しており、好感されたようだ。コアベースでの売上高予想は1000億円増額して1兆9000億円(前期比18.5%増)、営業利益予想は700億円増額して3700億円(同2.0倍)に引き上げた。前立腺がん治療剤「エンザルタミド」の米国での売り上げ拡大と為替の影響が寄与する。一方、同社は「アイザーヴェイ」などに関する無形資産の減損損失についても発表した。

■良品計画 <7453>  3,960円   +41 円 (+1.1%)  本日終値
 良品計画<7453>が連日で昨年来高値を更新した。前週末24日の取引終了後、日本経済新聞電子版が「生活雑貨店『無印良品』を運営する良品計画は500円以下の商品が主体の低価格小型店を中国に初めて出店する」と報じており、材料視されたようだ。日本国内で「無印良品500」の店名で展開している小型店について、今夏をめどに中国に出店し、中間層を開拓するとしている。

■三菱UFJ <8306>  1,921円   +14 円 (+0.7%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が2006年につけた高値1950円を上抜け、上場来高値を更新した。日銀が前週末24日までに開いた金融政策決定会合で、政策金利となる無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.25%引き上げて0.5%とした。追加利上げの決定自体は事前報道通りとなり、結果公表後の銀行株の反応は大きなものとはならなかったものの、経済・物価情勢の展望(展望リポート)の内容はタカ派的な印象を与え、更に植田和男総裁は記者会見で、0.5%への利上げ後も中立金利には相応の距離があるとの認識を示した。年内の再利上げシナリオが意識されるなか、銀行株に対しては利ザヤ改善の潮流は不変との見方から、選好姿勢が強まっているようだ。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>も堅調に推移した。

■オービック <4684>  4,537円   +22 円 (+0.5%)  本日終値
 オービック<4684>は底堅く推移。同社は前週末24日の取引終了後、25年3月期の期末配当予想の修正を発表。株式分割考慮後ベースで従来の予想から6円増額し38円に見直したことが支援材料となったようだ。同社は昨年10月1日付で1対5の株式分割を実施した。株式分割前の水準で今期の年間配当は350円(前期は300円)となる。25年3月期第3四半期累計(4~12月)の売上高は前年同期比7.3%増の897億2300万円、最終利益は同12.6%増の490億2000万円だった。

■大阪有機化学工業 <4187>  2,785円   +5 円 (+0.2%)  本日終値
 大阪有機化学工業<4187>は3日ぶり反発。前週末24日取引終了後、82万株(発行済み株数の3.66%)を上限に27日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感された。買い付け価格は24日終値の2780円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、大有機は27日に買い付けを実施し、80万株を取得した。

■タスキホールディングス <166A>  664円   -150 円 (-18.4%) ストップ安   本日終値
 タスキホールディングス<166A>は急落。前週末24日取引終了後、第三者割当による行使価額修正条項付き第1回新株予約権(停止指定条項付き)を発行すると発表した。調達資金約79億1400万円(手取り概算額)は不動産DX領域に向けた投資などに充てる。将来的な1株利益の希薄化を警戒した売りが出た。

株探ニュース

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