みずほFGなど銀行株は売り買い交錯、日銀が追加利上げ決定し物価見通しを引き上げ◇
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みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は一進一退の動き。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>と三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>も前日終値を挟んだ動きとなっている。日銀は24日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利となる無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.25%引き上げて0.5%とすることを決めた。事前に報じられた内容で追加利上げがアナウンスされる結果となり、サプライズ感は乏しいものの、公表後にメガバンク株には瞬間的に上昇圧力が掛かり、日中高値をつけた。一方、あわせて公表された経済・物価情勢の展望(展望レポート)では、政策委員によるコアCPI見通しの中央値が引き上げられた。特に25年度は昨年10月時点の予想から0.5ポイント引き上げられてプラス2.4%となっており、日銀が追加利上げに踏み切る余地を残したとの見方が広がっているようだ。もっとも、引け後の植田和男総裁の記者会見の発言内容を確かめたいとのムードは強く、一時的に売買が交錯した後は膠着感を強める格好となった。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS