話題株ピックアップ【昼刊】:グロービング、GENDA、テラドローン

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材料

■グロービング <277A>  10,480円   +1,180 円 (+12.7%)  11:30現在
 グロービング<277A>が急反発している。23日の取引終了後、2月28日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。

■GENDA <9166>  2,692円   +230 円 (+9.3%)  11:30現在
 GENDA<9166>が大幅続伸となっている。同社は23日取引終了後、24年12月度の売上進捗レポート(速報値)を公表。売上高が前年同月比2.1倍の126億3800万円になったことが好感されているようだ。セグメント別では、エンタメ・プラットフォーム事業でアミューズメントが同59.1%増の84億600万円となったほか、エンタメ・コンテンツ事業ではキャラクター・マーチャンダイジング(MD)が同2.1倍の7億5200万円と伸長。全体の2~12月累計では前年同期比2.0倍の1001億9300万円となった。

■Terra Drone <278A>  3,995円   +260 円 (+7.0%)  11:30現在
 Terra Drone<278A>が5営業日ぶりに急反発している。同社は23日取引終了後、インドネシアのジャカルタ郊外で運航管理システム(UTM)を活用した複数ドローン飛行の実証実験を22日と23日に実施したと発表。これが株価を刺激しているようだ。これは経済産業省により採択された「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」の一環として行われたもので、インドネシア初となるUTMを使った複数のドローン運用の実証。同社は今後も実証を通じて成功事例を共有することで、インドネシア及び他国におけるUTMの商業化を推進するとしている。

■サッポロHD <2501>  7,156円   +406 円 (+6.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 サッポロホールディングス<2501>が大幅反発している。23日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンドの3Dインベストメント・パートナーズの株式保有割合が18.16%から19.44%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしており、報告義務発生日は1月16日となっている。

■ジェイ・エス・ビー <3480>  3,025円   +168 円 (+5.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 23日に決算を発表。「今期経常は3%増で12期連続最高益、6円増配へ」が好感された。
 ジェイ・エス・ビー <3480> [東証P] が1月23日大引け後(15:30)に決算を発表。24年10月期の連結経常利益は前の期比11.5%増の78.8億円になり、25年10月期も前期比3.4%増の81.5億円に伸びを見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。13期連続増収、12期連続増益になる。

■カナデビア <7004>  1,053円   +46 円 (+4.6%)  11:30現在
 カナデビア<7004>が大幅高で3連騰。日刊工業新聞が24日、「アマダがカナデビア(旧日立造船)子会社のエイチアンドエフ(福井県あわら市)を買収する方向で最終調整に入ったことが分かった」と報じた。買収額は明らかになっていないが、自動車向け大型プレス機を強みとするエイチアンドエフの23年度の売上高は195億円、営業利益は8億円だとし、アマダ<6113>にとって過去最大級の大型M&A(合併・買収)となると伝えている。カナデビアに対しては、事業の選択と集中に向けた取り組みが進むとの期待から買いが入ったようだ。アマダも堅調に推移している。報道を受け、アマダはコメントを開示。本日の取締役会に買収議案を付議する予定だとした。カナデビアも、アマダと協議を行っているとしたうえで、公表すべき事実があれば速やかに開示するとのコメントを発表した。

■アイザワ証券グループ <8708>  1,708円   +55 円 (+3.3%)  11:30現在
 アイザワ証券グループ<8708>が反発している。23日の取引終了後に発表した25年3月期第3四半期連結決算速報で、最終利益が27億6000万円(前年同期比2.4倍)になったことが好感されている。投資信託の募集手数料や信託報酬、ラップ商品の投資顧問報酬などの受け入れ手数料が増加したことが寄与したという。

■日本トリム <6788>  3,685円   +90 円 (+2.5%)  11:30現在
 日本トリム<6788>は堅調。光通信<9435>のグループ会社が23日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、共同保有分を含む日本トリム株の保有割合が5.29%と新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は「純投資」。報告義務発生日は1月16日。

■メドレー <4480>  3,910円   +80 円 (+2.1%)  11:30現在
 メドレー<4480>が5連騰。同社は23日の取引終了後、クラウド型電子薬歴システム「Medixs」の開発・販売などを手掛けるアクシスルートホールディングス(東京都千代田区)を完全子会社するとともに、アルフレッサ ホールディングス<2784>傘下のアルフレッサと資本・業務提携をすると発表。これを好感した買いが株価を押し上げたようだ。メドレーはアクシスルートホールディングスの既存株主から株式を取得した後、少数株主のスクイーズアウトを実施し、同社の株主をメドレーとアルフレッサのみとする。そのうえで簡易株式交換により、アクシスルートホールディングスを完全子会社する。アルフレッサにメドレーの自己株式が交付されることで、資本提携契約の効力が発生する。株式交換を考慮した事業取得の現金支出総額は74億700万円で、現預金や借り入れにより充当する予定。アルフレッサによるメドレーの持ち株比率は0.5%となる見通し。メドレーは「Medixs」の拡販に向けてアルフレッサと連携するとともに、新規DXプロダクトの開発や販売でも提携する。

■インソース <6200>  1,098円   +17 円 (+1.6%)  11:30現在
 インソース<6200>は高い。23日取引終了後、北海道、千葉県、神奈川県における職員研修業務事業委託の実施業者として選定されたと発表した。同業務は各道、県職員への研修やeラーニングなど教育サービスの提供だけでなく、研修の運用(会場設営、受講者連絡など)も含めた業務を包括で受託する大型プロジェクト。予定受注金額は合計で約10億1000万円。これが買い手掛かりとなっている。

■フジッコ <2908>  1,633円   +21 円 (+1.3%)  11:30現在
 フジッコ<2908>は反発。23日、一部製品について価格改定を実施すると発表した。原材料価格や物流費、人件費の上昇といったコストアップに対応するため。家庭用製品は3月1日、業務用製品は6月1日から値上げする。今後の収益力向上への期待から買われている。

■ディスコ <6146>  47,630円   -3,230 円 (-6.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 ディスコ<6146>が急落している。同社は23日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、第4四半期(1~3月)の業績予想を開示した。売上高は1004億円(前年同期比3.7%減)、純利益は276億円(同22.0%減)を見込む。出荷額は961億円(同1.2%増)と予想するものの、伸び率は第3四半期と比較して大きく鈍化する見通し。減益予想と出荷額の微増計画を嫌気した売りが優勢となった。市場動向との連動性が高い出荷額については、四半期ごとに多少の波があるとしたうえで、引き続き生成AI関連の需要を中心に高水準となる見込みだとしている。同社はこれまで未定としていた期末配当予想を245円とすると発表した。年間配当予想は369円(前期比62円増配)となる。4~12月期の売上高は前年同期比34.1%増の2725億9600万円、最終利益は同74.8%増の852億5200万円だった。

■三菱自動車工業 <7211>  462.4円   -18.6 円 (-3.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率3位
 三菱自動車工業<7211>が急落している。読売新聞が24日、「ホンダと日産自動車の経営統合に向けた協議を巡り、三菱自動車は合流を見送る方向で調整に入った」と報じた。ホンダ<7267>と日産自動車<7201>が昨年12月、経営統合に向けた検討を開始することで合意し、三菱自も参画・関与などの可能性について検討を進めていた。報道によると三菱自は株式の上場を維持したうえで、ホンダと日産自との協業関係の強化を図るという。共同持ち株会社に合流する際の株式交換比率などを巡る思惑が後退する格好となり、売りがかさんだようだ。

■ニデック <6594>  2,871.5円   -75 円 (-2.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率9位
 ニデック<6594>が大幅反落している。23日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年4~12月)連結決算で、純利益が1346億1500万円(前年同期比6.7%減)と減益で着地したことが嫌気されている。売上高・営業利益は過去最高を記録したが、為替差損や法人所得税費用が増えたことが利益を圧迫した。売上高は1兆9459億円(前年同期比11.5%増)、営業利益は1755億3600万円(同5.0%増)となった。HDD向け精密小型モーターが回復したことに加えて、急成長しているAIデータセンター向け水冷モジュールが好調。ステランティスとの合弁会社であるニデックPSAイーモーターズの連結化も寄与した。また、HDDモーターの製品ミックスの改善や高付加価値の水冷モジュールの伸長なども増益に貢献した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高2兆5000億円(前期比6.5%増)、営業利益2400億円(同48.3%増)、純利益1850億円(同48.6%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 ギグワークス <2375>  383円   +80 円 (+26.4%) ストップ高   11:30現在
 レナサイエンス <4889>  1,040円   +150 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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