外為サマリー:株高を追い風に156円20銭台に下げ渋る
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24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円25銭前後と前日の午後5時時点に比べて35銭程度のドル安・円高となっている。 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円05銭前後と前日に比べて50銭弱のドル安・円高で取引を終えた。トランプ米大統領がダボス会議のオンライン演説で、金利の即時引き下げを要求すると主張したことなどが影響し155円75銭まで軟化する場面があった。 ただ、前日の米株式相場が上昇したことで投資家が運用リスクを取る姿勢を強めており、この日の東京市場でドル円相場は下げ渋り。日経平均株価の続伸が追い風となるなか、午前9時50分すぎには一時156円28銭をつけた。なお、きょうは日銀が金融政策決定会合の結果を発表する予定となっているが、相場は追加利上げを織り込み済みとみられるほか、夕方に行われる植田和男総裁の会見でタカ派的な発言がなければ円が売られるとの見方もあるようだ。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0418ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円79銭前後と同10銭弱のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS