米外為市場サマリー:トランプ初日の関税見送り報道を受け一時155円40銭台に軟化
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20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円62銭前後と前週末に比べて70銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円09銭前後と同1円50銭強のユーロ高・円安だった。 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)が20日、米国への輸入品に対する新たな関税について、トランプ氏が大統領に就任する20日の発動は見送る見通しだと報じたことが影響した。米インフレ再加速への懸念が和らぐとともに、関税引き上げを見込んで積み上がっていたドル買いの持ち高を解消する動きが出て、ドル円相場は一時155円42銭まで軟化した。その後は下げ渋ったものの、この日はキング牧師誕生日の祝日で米市場が休場だったことから戻りに力強さはなかった。一方、米次期政権による関税政策を巡る報道をきっかけにユーロ買い・ドル売りが優勢となり、これの流れが波及するかたちで対円でもユーロが買われた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0416ドル前後と前週末に比べて0.0140ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS