話題株ピックアップ【夕刊】(1):リミックス、宝&CO、第一三共
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■リミックスポイント <3825> 492円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値 リミックスポイント<3825>、クシム<2345>、フィスコ<3807>がストップ高に買われたほか、メタプラネット<3350>なども大幅高に買われた。仮想通貨関連株が軒並み急動意する展開となっている。20日(日本時間21日未明)にトランプ氏の米大統領の就任式が行われる予定にあり、それを視野にトランプ氏の政策を意識した銘柄に改めて買いが向かっている。そうしたなか、トランプ氏が仮想通貨の規制緩和に積極的な姿勢を明示していることが、ビットコイン価格の高騰などに反映されており、株式市場でも足もと同関連に位置付けられる銘柄群に投資資金の流入が加速した。 ■宝&CO <7921> 3,245円 +347 円 (+12.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 TAKARA & COMPANY<7921>が大幅高で4連騰。前週末17日の取引終了後、米ミリ・キャピタル・マネジメントが宝&COの株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された大量保有報告書によると、ミリ・キャピタルの保有割合は5.06%。保有目的には、「投資(ファンド及び投資一任契約に基づく顧客の資産の運用)及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」と記載している。報告義務発生日は9日。 ■第一三共 <4568> 4,417円 +336 円 (+8.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位 第一三共<4568>が急伸。同社は17日、乳がん治療薬「ダトロウェイ」について、米食品医薬品局(FDA)により承認されたと発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。英製薬大手のアストラゼネカと共同で開発した治療薬で、米国ではおよそ2週間後に処方箋を通じて入手できるようになるという。 ■ノーリツ <5943> 1,751円 +101 円 (+6.1%) 本日終値 ノーリツ<5943>が後場に急伸。この日、同社株主で英ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドから、20日付で株主提案に関する書面を受領したと発表。株主還元姿勢の強化を期待した買いが入ったようだ。譲渡制限付株式報酬制度に係る報酬額改定に関する議題や、自己株式取得に関する議題、社外取締役の員数に関して定款変更を求める議題が提案された。このうち自社株買いについては、3月27日に予定する株主総会終結から1年以内に、取得総数485万5000株、取得総額87億3900万円を上限として実施するべきだと主張している。また、取締役の過半数を社外取締役にできるよう、定款変更に関する提案も行っている。 ■イビデン <4062> 4,746円 +273 円 (+6.1%) 本日終値 イビデン<4062>が切り返し急。前週末17日の米株式市場で、インテル が急騰した。テクノロジー関連のニュースサイトであるセミアキュレートがインテルについて、買収の標的となっていると報じたことが手掛かり視された。インテル関連銘柄とされるイビデンは、インテルの急騰にツレ高する展開となっている。 ■IDOM <7599> 1,156円 +65 円 (+6.0%) 本日終値 IDOM<7599>が大幅続伸。同社が14日取引終了後に発表した25年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算は、売上高が前年同期比23.7%増の3805億1500万円、最終利益が同35.4%増の98億100万円となった。増収増益となったものの、同社株はその後下値を探る格好となった。17日付でモルガン・スタンレーMUFG証券はIDOMに関し、大型総合店モデルが確立し中期的な安定成長の基盤が整っていると評価。決算発表後の株価の反応には違和感があるとし、押し目買いを推奨している。同証券はあわせてIDOMの目標株価を2100円(従来は1900円)に引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続している。 ■フジHD <4676> 1,785.5円 +95 円 (+5.6%) 本日終値 フジ・メディア・ホールディングス<4676>は大幅続伸。17日取引終了後、傘下のフジテレビジョンに関する報道に関してコメントを発表した。人権を尊重して事業活動に取り組むことを定めた「グループ人権方針」に基づき、フジテレビに対して客観性をもって事実の調査と検証を行うよう要請し、対応を進めているとした。今後、第三者の弁護士を中心とする調査委員会で調査と検証を行い、結果を公表する予定という。フジHDを巡っては、週刊誌で著名タレントの女性トラブルにフジテレビ社員が関与していたなどと報じられている。大株主の米投資会社ダルトン・インベストメンツは同社に対して先週15日、この問題について第三者委員会を設置して調査するよう求めていた。17日付の日本経済新聞電子版では、ダルトンが株主総会で議案を提出する可能性に言及したことが報じられている。問題を受けて、フジテレビの一部スポンサー企業の間では同局でのコマーシャル放映を見直す動きが広がっている。一連の騒動を巡り、足もと株式市場では同社株に思惑的な動きが出ている。 ■ベクトル <6058> 1,021円 +43 円 (+4.4%) 本日終値 ベクトル<6058>が後場に一段高となった。20日、インドネシアのAIスタートアップ企業のbythen社との資本・業務提携が決定したと発表し、材料視されたようだ。bythen社はAI技術を活用したバーチャルキャラクター生成ツールなどを提供する。アジア最大級のPR会社であるベクトルは、bythen社のアバター・コレクションやソリューションの拡大を図る。日本発の人気キャラクターとのコラボレーションも見込む。 ■ギフティ <4449> 1,342円 +55 円 (+4.3%) 本日終値 ギフティ<4449>が3日続伸。同社は17日、企業が取引先や顧客、従業員に対して関係性構築・関係性強化を目的として感謝の気持ちを表すために贈るギフトである「Corporate Gift(コーポレートギフト)」領域でPeopleX(東京都渋谷区)との協業を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。第1弾の取り組みとして、ギフティが展開するギフトプランニングのプロフェッショナルチーム「STUDIO GIFTEE(スタジオ ギフティ)」と、PeopleXが展開する社員向けエンゲージメントギフトサービス「PeopleGift」が共同開発した「ウェルカムボックス」(企業が新入社員に贈るオリジナルデザインのロゴ入りアイテムをパッケージ化したもの)を提供。両社は「ウェルカムボックス」における協業を皮切りに、中長期的に「コーポレートギフト」領域での幅広い連携を検討するとしている。 ■エア・ウォーター <4088> 1,892.5円 +73 円 (+4.0%) 本日終値 エア・ウォーター<4088>が5日ぶりに急反発した。SMBC日興証券が17日付でエアウォータ株について、投資評価を最上位の「1」、目標株価を2430円とし、新規にカバレッジを開始した。国内産業ガスや海外事業など複数の増益ドライバーを抱えており、割安感もあると評価。日本国内での新設半導体工場向けの販売ガス量の増加が見込まれるほか、インドの鉄鋼需要の拡大やアジアでのデータセンター建設の増加の恩恵も受けると想定する。同証券はエアウォータの26年3月期営業利益が867億2700万円になると予想する。 株探ニュース