話題株ピックアップ【昼刊】:宝&CO、第一三共、イビデン
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■宝&CO <7921> 3,240円 +342 円 (+11.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 TAKARA & COMPANY<7921>が大幅高で4連騰。前週末17日の取引終了後、米ミリ・キャピタル・マネジメントが宝&COの株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された大量保有報告書によると、ミリ・キャピタルの保有割合は5.06%。保有目的には、「投資(ファンド及び投資一任契約に基づく顧客の資産の運用)及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」と記載している。報告義務発生日は9日。 ■第一三共 <4568> 4,450円 +369 円 (+9.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位 第一三共<4568>が急伸している。同社は17日、乳がん治療薬「ダトロウェイ」について、米食品医薬品局(FDA)により承認されたと発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。英製薬大手のアストラゼネカと共同で開発した治療薬で、米国ではおよそ2週間後に処方箋を通じて入手できるようになるという。 ■イビデン <4062> 4,694円 +221 円 (+4.9%) 11:30現在 イビデン<4062>が切り返し急。前週末17日の米株式市場で、インテル が急騰した。テクノロジー関連のニュースサイトであるセミアキュレートがインテルについて、買収の標的となっていると報じたことが手掛かり視された。インテル関連銘柄とされるイビデンは、インテルの急騰にツレ高する展開となっている。 ■ギフティ <4449> 1,324円 +37 円 (+2.9%) 11:30現在 ギフティ<4449>が3日続伸となっている。同社は17日、企業が取引先や顧客、従業員に対して関係性構築・関係性強化を目的として感謝の気持ちを表すために贈るギフトである「Corporate Gift(コーポレートギフト)」領域でPeopleX(東京都渋谷区)との協業を開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。第1弾の取り組みとして、ギフティが展開するギフトプランニングのプロフェッショナルチーム「STUDIO GIFTEE(スタジオ ギフティ)」と、PeopleXが展開する社員向けエンゲージメントギフトサービス「PeopleGift」が共同開発した「ウェルカムボックス」(企業が新入社員に贈るオリジナルデザインのロゴ入りアイテムをパッケージ化したもの)を提供。両社は「ウェルカムボックス」における協業を皮切りに、中長期的に「コーポレートギフト」領域での幅広い連携を検討するとしている。 ■ラクス <3923> 1,755円 +43 円 (+2.5%) 11:30現在 ラクス<3923>は堅調。前週末17日取引終了後、インドネシアに子会社を設立すると発表した。グローバルな開発基盤の拡大を目指し、近年急速に発展している同国の人材を活用するため。設立は4月1日を予定している。 ■日経レバ <1570> 26,740円 +640 円 (+2.5%) 11:30現在 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅高で2万6000円台後半まで急速に水準を切り上げている。日経平均に連動する仕組みに組成されたETFで価格変動率が2倍に基本設定されているのが特長。きょうは前週末の欧米株全面高を受けて日経平均が先物主導で急速に切り返すなか、これに追随する動きとなった。売買代金は全市場で一時2位に入るなど個人投資家を中心とした投資マネーの関心の高さを物語っている。また同様の観点で、日経平均の上下動に対し2倍のパフォーマンスで動く日経平均ブル2倍上場投信<1579>なども買いを集めている。 ■レーザーテック <6920> 14,950円 +335 円 (+2.3%) 11:30現在 レーザーテック<6920>が買い優勢ながら上値も重い展開。同社株は1万4000円台前半が中長期波動の重要ポイントとなっており、時価近辺はボックス下限を巡る攻防が意識されている。前週末の米国株市場ではインテル がマドを開けて買われ9%超の急騰をみせる異例の展開をみせており、その他半導体関連株への買いが鮮明となった。レーザーテクは半導体主力株の中でも戻り売り圧力が強く、直近は再び信用買い残が増勢にあるなど株式需給関係は悪化している。しかし、それをにらんで貸株市場を通じた空売りも大幅に積み上がっており、目先は買い戻しを誘発している。前週はインテルの設備投資削減観測を背景に昨年来安値を更新する場面があったが、米株市場でインテルが目先急速に切り返したことはポジティブに作用している。このほか、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>などの他の半導体製造装置大手にも投資資金が流入している。 ■三菱UFJ <8306> 1,899円 +31.5 円 (+1.7%) 11:30現在 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が総じて上値指向にある。今週末24日に日銀金融政策決定会合の結果が判明するが、市場では日銀が0.25%の利上げを決定するとの見方が強い。国内の新発10年債利回りは直近1.20%台まで上昇しているが、今後も金利の先高観は根強く、大手金融株にとっては運用環境の改善を見込んだ買いが入りやすくなっている。一方、きょうトランプ氏の米国大統領就任式が行われ、間髪入れず関税の引き上げ策などを打ち出してくることも予想される。米国株はともかく取り引きを行う各国にとってはアメリカ・ファーストの政策がネガティブに捉えられる可能性がある。市場では「(トランプ氏の米大統領就任後に)日本や欧州の株価が再び乱調となった場合、日銀が利上げしにくい環境に陥るケースもあり得るため、まだ決め打ちはできない状況にある」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれる。 ■タクマ <6013> 1,624円 +24 円 (+1.5%) 11:30現在 タクマ<6013>が3日ぶりに反発した。前週末17日の取引終了後、自己株式の消却を発表。昨年5月14日に示した方針通り、同月15日から今年1月15日の間に取得した自己株式の全数として、246万3200株(発行済み株式総数の2.97%)を2月28日に消却する。再放出による潜在的な需給悪化リスクが後退したとの見方から、株価の支援材料となったようだ。 ■サカタのタネ <1377> 3,625円 +40 円 (+1.1%) 11:30現在 サカタのタネ<1377>が強調展開。前週15日に急伸をみせたあと上昇一服となっていたが、きょうは改めて買いを引き寄せている。前週末17日取引終了後、同社は発行済み株式数(自己株式を除く)の1.59%にあたる70万株、金額ベースで25億円を上限とする自社株買いを実施することを発表した。資本効率の向上や1株当たり株式価値向上に加え、株式需給の改善効果なども見込まれる。前週14日には米国の固定資産売却を背景に25年5月期最終利益見通しを従来予想の80億円から90億円に引き上げ、ポジティブ材料視された経緯がある。 ■揚羽 <9330> 893円 +150 円 (+20.2%) ストップ高買い気配 11:30現在 揚羽<9330>はカイ気配スタート。前週末17日取引終了後、昨年9月21日に上場1周年を迎えたことを記念して、上場1周年記念特別株主優待を実施すると発表した。25年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で5000円分のQUOカードを贈呈する。なお、同特別株主優待は今回限りの実施となる。これを好感した買いが膨らんでいる。 ■システムリサーチ <3771> 1,545円 +204 円 (+15.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ システムリサーチ<3771>がカイ気配スタート。同社は前週末17日の取引終了後、配当予想の修正を発表し、材料視されたようだ。25年3月期の期末一括配当予想に関し、これまでの見通しから20円増額して60円に見直した。前期の期末一括配当は1対2の株式分割を考慮したベースで40円となっており、実質増配の計画となる。 ■GFA <8783> 617円 +59 円 (+10.6%) 11:30現在 GFA<8783>が反発。前週末17日取引終了後、米ハワイ州で太陽光発電事業を行うことを目的に新会社を設立すると発表した。国内に子会社を設立するとともに、その傘下にハワイ州の現地法人を設立する。設立予定日はそれぞれ1月下旬から2月ごろ。あわせて、同日に仮想通貨(暗号資産)の追加購入と同通貨を活用したAI企業向けマーケティング支援の実施を発表。これらが材料視されているようだ。 ■リード <6982> 627円 +52 円 (+9.0%) 11:30現在 リード<6982>は急動意。前週末17日取引終了後に自社株買いを実施すると発表した。上限を5万株(発行済み株数の1.93%)、または5000万円としており、取得期間は1月20日から3月31日まで。株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。これを好感した買いが入っている。 ■C&Gシステムズ <6633> 312円 +17 円 (+5.8%) 11:30現在 C&Gシステムズ<6633>が大幅続伸している。同社は前週末17日の取引終了後、NTTデータグループ<9613>のNTTデータエンジニアリングシステムズが新設する子会社の株式を取得すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。C&GSYSは今年4月1日付でCAD/CAM事業を分離独立させた後、持ち株会社に移行。その後、持ち株会社と傘下となる事業管理会社のCGS、CAD/CAM事業を展開するC&Gシステムズの3社体制を構築する。一方、NTTデータエンジニアリングシステムズは、製造ソリューション事業とクラウド事業を独立させたNDES社を設立。NDES社の株式を10月にCGSが取得し、51%を出資する形とする予定。C&GSYSとNTTデータエンジニアリングシステムズは金型CAD/CAM事業の拡大に向け連携を強化していく。 ●ストップ高銘柄 リミックスポイント <3825> 492円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 11:30現在 クシム <2345> 497円 +80 円 (+19.2%) ストップ高 11:30現在 ELEMENTS <5246> 651円 +100 円 (+18.2%) ストップ高 11:30現在 など、4銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース