外為サマリー:ドル買い戻しで一時155円70銭近辺まで戻す

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為替

 17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円57銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭程度のドル安・円高となっている。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が16日に「今後も良好なインフレデータが続いた場合は25年前半に追加利下げが実施される可能性がある」との見解を示し、同日の米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが先行した。加えて、日銀が23~24日に開く金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの見方が強まっていることもあり、ドル円相場は午前9時50分ごろに一時154円98銭と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。ただ、週明け20日に行われるトランプ氏の米大統領就任式が迫るなか一方向には持ち高を傾けにくく、仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)通過後はドルの買い戻しが流入。日経平均株価が下げ幅を縮めたことも支援材料となり、午後2時40分ごろには155円70銭近辺まで持ち直す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0293ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0004ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円13銭前後と同70銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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