10万円以下で買える、財務健全&低PBR 31社【スタンダード】編 <割安株特集>
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少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。 東証スタンダード上場企業では827銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)株主資本比率が65%以上、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる31社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは10日現在) 10日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。 最低投資 株主資本 コード 銘柄名 金額 比率 PBR <6319> シンニッタン 20900 70.0 0.29 <7908> KIMOTO 29000 81.6 0.72 <7455> パリミキHD 29300 74.4 0.50 <5658> 日亜鋼 30300 70.0 0.28 <6853> 共和電 40300 73.9 0.62 <5363> TYK 41500 68.7 0.47 <9067> 丸運 42000 68.9 0.49 <4620> 藤倉化 49400 69.6 0.36 <8291> 日産東HD 49500 66.7 0.51 <7266> 今仙電機 55800 66.1 0.24 <1914> 日基技 58600 68.6 0.50 <8018> 三共興 60700 71.8 0.50 <5951> ダイニチ工業 63400 90.8 0.38 <6482> ユーシン精機 64900 81.8 0.65 <7885> タカノ 70400 83.7 0.34 <8118> キング 70400 87.5 0.52 <8841> テーオーシー 70700 88.8 0.64 <4231> タイガポリ 71000 70.6 0.33 <2009> 鳥越粉 73100 79.6 0.47 <7871> フクビ 73800 69.3 0.40 <6848> 東亜DKK 74300 77.5 0.69 <9307> 杉村倉 78100 74.3 0.78 <3361> トーエル 78200 77.1 0.75 <7235> 東ラヂ 79000 67.9 0.35 <7636> ハンズマン 82500 66.6 0.66 <5356> 美濃窯 83400 67.4 0.62 <5237> ノザワ 85400 66.7 0.49 <6882> 三社電機 85700 74.3 0.48 <9414> BS11 90000 92.0 0.68 <5909> コロナ 93600 73.6 0.36 <7222> 日産車体 95300 66.7 0.75 ※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。 ※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。 株探ニュース