話題株ピックアップ【昼刊】:ホンダ、ミガロHD、しまむら

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■ホンダ <7267>  1,449.5円   +173 円 (+13.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 ホンダ<7267>が急騰。同社は23日の取引終了後、新たに取得総数11億株(自己株式を除く発行済み株式総数の23.7%)、取得総額1兆1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。同時に、日産自動車<7201>との共同持ち株会社設立による経営統合に向けた検討について、基本合意書を締結すると公表。両社の経営統合に三菱自動車工業<7211>が参画・関与する可能性の検討に関する開示も行った。ホンダについては大規模な自社株買いによる株式の需給インパクトが意識されたうえ、経営統合の検討に際して同社の財務面での市場の懸念を払しょくする狙いがあるとの受け止めも広がっており、ポジティブサプライズと受け止めた投資家の買いが集まった。同社は11月に決議した総数7000万株、総額1000億円上限の自社株買いについては実施をしないまま取り下げた。

■ミガロホールディングス <5535>  2,102円   +104 円 (+5.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 ミガロホールディングス<5535>の上げ足が加速している。前日までの2営業日で合計500円強の上昇をみせたが、きょうも大口の買い注文にカイ気配スタートで2000円台を大きく回復している。東京23区や横浜で投資用不動産の開発・販売・管理を手掛けるが、業績は好調で株主還元にも積極的な姿勢を示している。23日取引終了後、25年2月末現在の株主を対象に1株を2株にする株式分割実施を発表。また、ホールディングス1周年記念株主優待を変更し、25年3月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、5000円分のQUOカードを贈呈する実質拡充策も併せて発表しており、これらを好感する買いを呼び込んでいる。

■しまむら <8227>  8,990円   +369 円 (+4.3%)  11:30現在
 しまむら<8227>が大幅高で3日続伸となっている。23日の取引終了後に25年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の連結決算を発表。売上高4978億300万円(前年同期比3.8%増)、経常利益477億5200万円(同2.1%増)と増収増益を確保しており、これを好感する買いが向かっている。主力の「ファッションセンターしまむら」がインフルエンサーやキャラクターとのコラボ企画強化などによって客数が回復し、既存店売上高が3.1%増加したほか、高単価プライベートブランド「クロッシープレミアム」などの販売も好調だった。

■西松屋チェーン <7545>  2,347円   +90 円 (+4.0%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>が続伸している。同社は23日の取引終了後、12月度(11月21日~12月20日)の月次売上高速報を発表。既存店売上高は前年同月比9.3%増となった。前年実績を上回るのは2カ月連続で、増収率は2022年10月の18.5%以来、2年2カ月ぶりの高水準となっており、評価されたようだ。気温の低下を受けて冬物衣料の販売が極めて好調に推移したとしている。育児・服飾雑貨の売上高も好調だった。全店売上高は同12.1%増となった。

■ニッパツ <5991>  1,903円   +39.5 円 (+2.1%)  11:30現在
 ニッパツ<5991>が4日ぶりに切り返す展開。自動車部品メーカーで、自動車用懸架ばねではトップシェアを誇る。ホンダ<7267>、日産自動車<7201>の経営統合の動きなど歴史的な自動車業界再編の流れのなかにあっても、同社は独立系部品メーカーとして各企業ほとんどと取引実績を有しており、引き続き高い商品競争力が強みとなり得る。そうしたなか、23日取引終了後に発行済み株式数の6.05%にあたる1300万株、金額ベースで260億円を上限とする自社株買いを実施することを発表した。買い付け期間は来年6月23日まで。うち475万株については今朝の立会外買付取引で取得する。また、1300万株を25年3月末日付で消却することも併せて発表しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

■イオンファンタジー <4343>  3,055円   +61 円 (+2.0%)  11:30現在
 イオンファンタジー<4343>は3日ぶりに反発している。きょう10時に、同社が運営するオンラインスクール「ゲームカレッジ Lv.99」が住友商事<8053>と協業し、ゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」上でのコンテンツの企画・開発を開始すると発表した。「ゲームカレッジ Lv.99」は来春、世界的に絶大な人気を誇る「Roblox」のゲーム制作ツール「RobloxStudio」を使用したゲーム開発コースを新設する。この新コースの立ち上げにあたり、「Roblox」上で数々のヒットコンテンツを手掛け、多くのユーザーから高い評価を受けている住友商と協力することで、ゲームを通じてより魅力的な学びの場を提供することを目指すという。

■キーコーヒー <2594>  2,021円   +4 円 (+0.2%)  11:30現在
 キーコーヒー<2594>はしっかり。23日、25年3月1日からコーヒー製品及び関連製品の価格を改定すると発表しており、これが材料視されているようだ。コーヒー生豆相場の高騰と為替相場の円安傾向が続いていることを受けて、家庭用製品のメーカー出荷価格を引き上げる。該当製品における小売店の実質店頭価格は10~20%程度上昇する見込みとしている。業務用製品の納入価格及び、全国の直営ショップでの店頭価格についても順次改定を予定しているという。

■トヨタ自動車 <7203>  2,841円   +4 円 (+0.1%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が一進一退の動き。日本経済新聞電子版は23日夜、「トヨタ自動車は中国で電気自動車(EV)を生産する新工場を建設する方針を固めた」と報じた。報道によると現地メーカーとの合弁による生産ではなく、トヨタ単独で工場を建設し運営する形となり、上海市内で「レクサス」を生産。2027年ごろの稼働を目指すとしている。もっとも報道を手掛かりとして買い上がる姿勢は限られた。同社の株価は直近の円安基調を支えに上昇していたが、目先の利益を確定しようとする投資家の売りが重荷となっている。

■あさひ <3333>  1,530円   -90 円 (-5.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 あさひ<3333>が6日ぶりに急反落した。同社は23日の取引終了後、25年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の単体決算を発表。売上高は前年同期比4.6%増の645億3700万円、営業利益は同13.4%増の55億8400万円、最終利益は同11.7%増の37億7400万円となった。増収増益となったが、通期の業績予想は据え置かれ、業績の上振れを期待していた投資家による失望売りがかさんだようだ。第3四半期累計の営業利益は通期の計画を超過した。電動アシスト自転車の販売が好調に推移したほか、修理需要の取り込みも奏功した。

■象印マホービン <7965>  1,745円   -68 円 (-3.8%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 象印マホービン<7965>が3日続落している。同社は23日の取引終了後、24年11月期の連結決算発表にあわせ、25年11月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比2.6%増の895億円、営業利益は同3.4%減の57億5000万円、最終利益は同34.2%減の42億5000万円を計画する。同社は16日に前期の業績が計画を上振れして着地する見込みだと発表していた。今期が減益となる見通しを示したことをネガティブに受け止めた投資家の売りに押されたようだ。国内は圧力IH炊飯ジャーが好調に推移し、売り上げが増加すると想定する一方で、中国は個人消費が低迷し、売り上げが減少すると見込む。原材料高や円安の長期化による大幅な原価上昇も響く。今期の売上高と営業利益は中期の業績目標に届かない予想となる。一方で、同社は前期の期末配当を従来の予想から6円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比横ばいの40円に設定した。

■Heartseed <219A>  2,467円   -76 円 (-3.0%)  11:30現在
 Heartseed<219A>が3日ぶりに反落した。同社は23日の取引終了後、決算期変更と、これに伴う業績予想の修正に関する発表を行った。来年1月24日の定時株主総会での承認を条件として、事業年度の末日を10月31日から12月31日に変更する予定。今期は14カ月の変則決算となる。25年12月期(24年11月~25年12月)の業績予想については、最終損益は9億5900万円の赤字の見通しとした。同年11~12月に想定していた研究開発費用と運営経費4億8700万円を加味した。決算期変更に伴う新たな業績予想においても赤字計画となったことを受け、買い向かう姿勢は限られ、利益確定目的の売りに押される展開となったようだ。

■エクセディ <7278>  4,305円   -125 円 (-2.8%)  11:30現在
 エクセディ<7278>は4日続落。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が23日付で関東財務局に提出した変更報告書で、共同保有分を含むエクセディ株の保有割合が22.45%から21.20%へ減少したことが判明した。報告義務発生日は12月16日。これを受け、思惑的な買いを入れていた向きが売りを出したようだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,820円   -116 円 (-1.3%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が軟調推移。英半導体設計のアーム・ホールディングスがクアルコムに対し起こした訴訟を巡り、米国時間20日に米デラウェア州の連邦地裁の陪審で、クアルコムのライセンス契約違反はなかったとの評決が下された。これを受けて週明けの23日の米株式市場で、クアルコムの株価は上昇した一方、アームの株価には下押し圧力が掛かった。24日の東京市場では、アームを傘下に持つソフトバンクGに対して売りを促す要因となったようだ。

■アクセルマーク <3624>  129円   +30 円 (+30.3%) ストップ高   11:30現在
 アクセルマーク<3624>が急騰している。23日の取引終了後、crafty(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化することに向けた協議を開始すると発表。これが好材料視されているようだ。crafty社はトレーディングカードの販売業者としてECを中心に事業を展開している。craftyが手掛ける業界有数のECオリジナルパックサービスブランド「アイリストレカ」と連携して、トレカ事業EC領域における更なる強化を図る構えだ。

■シード <7743>  633円   +98 円 (+18.3%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 シード<7743>続騰している。同社は24日、エジプトへの製品出荷を開始したと発表。今後の海外事業の拡大を期待した買いを誘ったようだ。コンタクトレンズの「1dayPure moisture」などを出荷した。シードは現在、50以上の国・地域に商品を展開しており、今後も未進出国に積極的にアプローチする姿勢を示している。

●ストップ高銘柄
 夢展望 <3185>  232円   +50 円 (+27.5%) ストップ高   11:30現在
 日本オーエー研究所 <5241>  850円   +150 円 (+21.4%) ストップ高   11:30現在
 True Data <4416>  1,080円   +150 円 (+16.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 REVOLUTION <8894>  410円   -80 円 (-16.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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