三菱UFJ、第一生命HDが売りに押される、米金利上昇も日銀のハト派傾斜を嫌気◇
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三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、第一生命ホールディングス<8750.T>は軟調な値動きとなっている。日本時間の前日早朝に公表されたFOMCの結果は、FRBが利下げを決めたものの来年の金融政策に対するタカ派的な見解が意識された。米長期金利は一段と上昇し4.6%近くまで水準を切り上げており、米国事業を展開する大手金融株にとっては運用利ザヤ拡大への期待につながる。しかし、FOMCから半日遅れて前日の昼ごろに開示された日銀金融政策決定会合の結果は利上げが見送られた。政策金利が据え置かれること自体はマーケットで事前に織り込みが進んでいたが、会合後の植田日銀総裁の記者会見がハト派スタンスを意識させるものだったことが、メガバンクや生保株に嫌気される材料となっている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS