18日の米株式市場の概況、NYダウ1123ドル安で50年ぶり10日続落 利下げ鈍化見通しで

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 18日の米株式市場では、NYダウが前日比1123.03ドル安の4万2326.87ドルと大幅安で10日続落した。10営業日の連続安は1974年以来となる。この日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利について市場の大方の予想通り、0.25%幅の引き下げが決まった。一方、メンバーの政策金利見通しからは、来年の利下げ回数の見通しに関して、0.25%幅でこれまでの年4回から、年2回に減少する見通しが示唆された。パウエル議長は記者会見で、利下げペースの鈍化は予想インフレ率の上昇を反映したものであると指摘。これらを背景に米金利が急上昇し、株式相場を下押しした。

 主力株は全面安の展開だった。ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やJPモルガン・チェース<JPM>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が株価水準を切り下げ、インテル<INTC>やセールスフォース<CRM>が下値を探ったほか、ゼネラル・ミルズ<GIS>やハイコ<HEI>が安い。半面、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>は逆行高。ワージントン・インダストリーズ<WOR>が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は716.368ポイント安の1万9392.693と大幅続落。テスラ<TSLA>が急落。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>が値を下げ、マイクロン・テクノロジー<MU>が軟調。リビアン・オートモーティブ<RIVN>が大幅安となった。一方、クオンタム・コンピューティング<QUBT>とDウェイブ・クアンタム<QBTS>が急騰した。

出所:MINKABU PRESS

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