前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■ホンダ <7267>  1,244.5円 (-39円、-3.0%)

 本田技研工業 <7267> [東証P]が大幅安で6日続落。日本経済新聞電子版が18日未明、「ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入る」と報じた。その後の日経電子版の報道によると、経営不振の日産自動車 <7201> [東証P]に台湾の電機大手の鴻海精密工業が狙いを定め、水面下で経営に参画しようと動いていたという。ホンダ株は寄り付き直後はプラス圏で推移する場面があったが、株式市場においては日産自への救済色の色合いが濃いとの受け止めが広がった。統合によるホンダの事業面での負担増加を懸念した売りが次第に強まったようだ。

■キヤノン電 <7739>  2,464円 (-48円、-1.9%)

 キヤノン電子 <7739> [東証P]が4日続落。同社が出資する宇宙ベンチャー、スペースワン(東京都港区)が18日午前11時に小型ロケット「カイロス」2号機を打ち上げた。打ち上げ後しばらく順調に飛行したことを受け、キヤノン電株にはこれを好感した買いが流入。一時前日17比74円高の2586円まで上昇した。ただ、その後ロケットの飛行中断が伝わり、株価は一転してマイナス圏に沈んだ。短時間で上下に値の荒い展開をみせた。

■IHI <7013>  8,200円 (-97円、-1.2%)

 IHI <7013> [東証P]が反落。同社グループのIHIエアロスペースが出資するスペースワン(東京都港区)が18日午前、小型ロケット「カイロス2号機」の打ち上げを行ったものの、トラブルが発生し飛行中断措置がとられたと国内メディアが相次いで報じた。打ち上げが失敗に終わったことを受け、IHI株には失望売りがかさんだようだ。打ち上げの失敗は3月の初号機に続いて、2回連続となるという。

■寿スピリッツ <2222>  2,088円 (-21円、-1.0%)

 寿スピリッツ <2222> [東証P]が反落。17日の取引終了後、24日を受渡期日とする258万4800株の売り出しと38万7700株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しに関して、売出価格が2045.5円に決定したと発表しており、これにサヤ寄せする格好となった。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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