米外為市場サマリー:米金利上昇などを手掛かりに一時154円40銭台に上伸
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16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円15銭前後と前週末に比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円03銭前後と同65銭程度のユーロ高・円安だった。 米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍るとの見方が広がる一方、日銀は18~19日に開く金融政策決定会合で利上げを見送るとの観測が強く、ドル買い・円売りが入りやすかった。この日に米S&Pグローバルが発表した12月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業が市場予想を下回った半面、サービス業は3年2カ月ぶりの高水準を記録。米経済の底堅さが意識され米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時154円48銭まで上伸した。また、12月のユーロ圏総合PMI速報値が前月から上昇したことなどを手掛かりにユーロも買われた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0512ドル前後と前週末に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS