株価指数先物【昼】 売り一巡からSQ値を意識したリバウンドに期待
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日経225先物は11時30分時点、前日比440円安の3万9370円(-1.10%)前後で推移。寄り付きは3万9650円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9665円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。その後3万9770円まで下げ幅を縮めたが、現物の寄り付き後は下へのバイアスが強まった。中盤には日経平均株価がSQ値(概算3万9434.85円)を割り込んできたことでショートが強まる形になり、終盤にかけて一時3万9240円まで売られた。 日経225先物は、日経平均株価がSQ値を下回った辺りから下落幅を広げたが、売り一巡後はボリンジャーバンドの+1σ(3万9340円)水準で下げ渋る動きをみせている。前日のリバウンド部分を帳消しにした格好ではあるが、売り一巡感も意識されやすく、+1σ水準での底固めからSQ値を意識したリバウンドに向かわせる可能性はあるだろう。SQ値を回復することができれば、短期筋のショートカバーを誘う展開も想定しておきたいところである。 NT倍率は先物中心限月で14.38倍と横ばいで推移している。一時14.43倍まで上昇した後に、14.34倍に低下する場面もみられたが、下値は75日移動平均線(14.32倍)が支持線として意識されている。ファーストリテイリング <9983> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]などが日経平均型の重荷となっているが、方向性としてはNTロングを意識したスタンスに向かわせそうだ。 株探ニュース