外為サマリー:一時152円90銭台に上伸、日銀短観後に円売り活発化
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13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=152円82銭前後と前日の午後5時時点に比べて25銭程度のドル高・円安となっている。 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円63銭前後と前日に比べて20銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米11月卸売物価指数(PPI)でインフレ圧力の根強さが示され、米長期金利が上昇したことがドルの支援材料となり一時152円70銭近辺まで上伸した。 この日の東京市場では、日銀が12月の全国企業短期経済観測調査(短観)を公表したあとに円売りの動きが活発化。大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)はプラス14と前回9月調査(プラス13)から小幅な改善にとどまったことで、18~19日に開かれる日銀金融政策決定会合での追加利上げ見送りとの見方が強まっているようだ。ドル円相場は前日の高値152円77銭を上抜け、午前9時50分ごろに152円95銭をつける場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0479ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円14銭前後と同30銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS