<注目銘柄>=eWeLL、在宅医療DXニーズ追い風に成長加速へ
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eWeLL<5038.T>については、下値切り上げ型の上昇トレンドの継続を期待したい。同社は訪問看護専用のクラウド型電子カルテ「iBow」や、事務管理代行サービスを展開。24年12月期の売上高は前期比23.7%増の25億6000万円、経常利益は同22.1%増の11億1200万円の見通しで、ともに前期に続いて過去最高を更新する計画だ。 団塊世代が75歳以上となる「2025年問題」に対し、社会全体が対応を迫られている。高齢者の増加に伴って介護や在宅医療のサービスに対する需要は一段と拡大すると見込まれる半面、事業者側は慢性的な人手不足にあることから、介護・医療業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を後押しする同社のサービスへのニーズはますます拡大しそうだ。iBowを巡っては、生成AIを活用した訪問看護報告書の自動作成機能を搭載したことも市場参加者の関心を引き付ける要因となった。株価は8月5日に上場来安値1054円をつけた後、足もとでは2000円近辺まで戻した。それでも上場来高値の2865円までなお、回復余地があるといえそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS