12日の米株式市場の概況、NYダウ6日続落 金利上昇でハイテク株売られる
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12日の米株式市場では、NYダウが前日比234.44ドル安の4万3914.12ドルと6日続落した。米11月卸売物価指数が前月比0.4%上昇となり、伸び率は市場予想を上回った。インフレ環境の長期化により、来年以降の利下げシナリオを巡る不透明感が強まるなか、米30年債入札が低調な結果となったことを受け、債券市場で長期金利が上昇。ハイテク株への利益確定目的の売りを促した。 ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やキャタピラー<CAT>、ナイキ<NKE>が売られ、オックスフォード・インダストリーズ<OXM>とコマーシャル・メタルズ<CMC>が株価水準を大きく切り下げた。一方、メルク<MRK>とコカ・コーラ<KO>がしっかり。クローガー<KR>が堅調に推移し、スリーディー・システムズ<DDD>が急伸した。 ナスダック総合株価指数は132.052ポイント安の1万9902.842と反落した。エヌビディア<NVDA>やアルファベット<GOOG>、テスラ<TSLA>が冴えない展開。ウエスタン・デジタル<WDC>とノードソン<NDSN>、アドビ<ADBE>が大幅安となった。半面、アップル<AAPL>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>がしっかり。ペイコアHCM<PYCR>が高く、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>が急騰した。 出所:MINKABU PRESS