話題株ピックアップ【夕刊】(3):カイオム、PバンCOM、デジハHD

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■カイオム <4583>  228円   +27 円 (+13.4%)  本日終値
 カイオム・バイオサイエンス<4583>は急反発。11日取引終了後、独自の抗体探索技術「ADLibシステム」を応用した抗体エンジニアリングによる高親和性抗体の作製について、エーザイ<4523>と共同研究契約を締結したと発表した。カイオムの抗体エンジニアリング技術とエーザイの抗体創製技術を生かし、高機能な抗体の創製を通じて医療に貢献することを目指す。

■ピーバンドットコム <3559>  382円   +17 円 (+4.7%)  本日終値
 ピーバンドットコム<3559>は高い。11日取引終了後、従来未定としていた25年3月期の配当予想を10円にすると発表した。前期実績(8円)から2円の増額となる。これが好感され買われた。

■デジハHD <3676>  830円   +36 円 (+4.5%)  本日終値
 デジタルハーツホールディングス<3676>が大幅高で3日ぶりに反発。11日の取引終了後、25年3月期の連結最終利益を従来予想の16億円から19億円(前期比10.8倍)へ上方修正すると発表。3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが好感された。子会社アイデンティティーの全株式を売却することに伴い、約4億円の売却益を計上することが最終利益を押し上げる。

■買取王国 <3181>  665円   +22 円 (+3.4%)  本日終値
 買取王国<3181>が続伸。12日付の中部経済新聞が、買取王国が26年2月期にも米国に実店舗で進出する検討に入ったと報じた。海外展開による事業の更なる成長を期待した買いを誘ったようだ。記事によると同社はカリフォルニア州に今年3月、現地法人を設立しており、日本ブランドの人気を追い風に巨大市場に挑むと伝えている。

■セルソース <4880>  1,052円   +30 円 (+2.9%)  本日終値
 セルソース<4880>は反発。11日の取引終了後、NTTドコモと再生医療等の認知拡大を目指した協業を開始すると発表しており、これが好感された。ドコモが提供するスマートフォン向け健康管理・増進アプリ「dヘルスケア」を通じて、セルソースが提携する医療機関主催のオンラインまたはオフライン市民公開講座への案内など再生医療等を用いた治療に関する情報発信を来年1月から実施する予定という。併せて、日本郵便と地域に根差した健康寿命延伸のためのメディカルフィットネスの協業に向けた合意書を締結したことを明らかにしたことも材料視されたようだ。

■ツナグGHD <6551>  627円   +15 円 (+2.5%)  本日終値
 ツナググループ・ホールディングス<6551>が3日ぶりに反発。11日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.7%にあたる14万3000株または1億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これを好感する買いが入った。なお、買い付け期間はきょうから25年3月31日までとしている。

■サイエンスアーツ <4412>  566円   +11 円 (+2.0%)  本日終値
 サイエンスアーツ<4412>が後場も堅調。同社は12日、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」のトランシーバー翻訳における対応言語を5言語追加し、23言語への対応を可能にしたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。追加したのはクメール語とシンハラ語、ネパール語、ヒンディー語とベンガル語。外国人労働者が国内で増加するなか、建設や運輸業の顧客から翻訳言語の対応以来があったという。

■東洋テック <9686>  1,272円   +16 円 (+1.3%)  本日終値
 東洋テック<9686>が反発。午前11時30分ごろ、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、25年3月期に投資有価証券売却益3億2200万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、25年3月期業績予想への影響は、他の要因も含め修正が必要と判断される場合には速やかに開示するとしている。

■日本タングステン <6998>  1,234円   +15 円 (+1.2%)  本日終値
 日本タングステン<6998>が動意。この日、米バイデン政権が中国からの輸入品目のうち、タングステンなどに追加関税を課すと発表した。米通商法301条に基づき、タングステン製品については税率を25%に引き上げるという。発表に反応する形で、タングスには思惑的な資金が向かったようだ。同社はタングステンとモリブデンの加工を手掛ける。ハードディスクドライブ用磁気ヘッド基板や、衛生用品機器や医療用部品市場に向けたNTダイカッターで高シェアを誇り、前期の2023年度の連結売上高のうち国内が8割を超える。タングステンやコバルトなどのレアメタルの調達について、前期の有価証券報告書の事業リスクの項目においては、主に中国や欧州からの輸入に依存していると明らかにしている。

■ADワークスグループ <2982>  206円   +2 円 (+1.0%)  本日終値
 ADワークスグループ<2982>が後場にプラス圏に浮上した。12日午後3時、配当方針の変更を発表。予想配当性向が50%を超えない限りにおいて、配当利回り(1株あたり年間配当金を、1月から12月までの月末株価の平均で割って算出)が4%以上となるように配当額を決定するという新たな方針を掲げた。あわせて期末配当予想を1円増額して5円50銭に修正した。年間配当予想は前期比2円増配の10円となる。発表を材料視した買いが株価を押し上げたようだ。

●ストップ高銘柄
 シルバエッグ <3961>  1,010円   +150 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 GreenBee <3913>  699円   +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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