株価指数先物【昼】 短期過熱警戒も+2σでの底堅い値動き

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比500円高の3万9910円(+1.26%)前後で推移。寄り付きは3万9860円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0065円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万9830円まで軟化したが、その後はロング優勢の流れのなか、中盤にかけて4万0100円まで買われた。ただし、ナイトセッションで付けた4万0160円を捉えることができず、終盤にかけてはロング解消の動きから上げ幅を縮めた。

 日経225先物は、4万0100円まで上昇した後は、利益確定に伴うロング解消の動きとなった。もっとも、ボリンジャーバンドの+2σ(3万9900円)を上回ってきたことで、短期的には過熱感が警戒されやすい水準である。また、11月7日に付けた直近の戻り高値4万0170円に接近するなか、利食いは入りやすいだろう。ただし、買い一巡後に上げ幅を縮めたものの、+2σ水準での底堅さがみられており、ショートカバーが強まりやすく、再びヘッジ対応の動きも入りそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇した。75日移動平均線(14.32倍)を支持線とした形で始まると、一時14.39倍まで切り上がる場面もみられた。同線を上回っての推移が続くようだと、明日の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)通過後は、NTロングを意識したスタンスに向かわせそうである。

株探ニュース

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