米外為市場サマリー:一時152円80銭台に上伸、米CPIは市場予想通り

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為替

 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円45銭前後と前日に比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円01銭前後と同4銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日の日本時間夕方にブルームバーグ通信が「日銀は、消費者物価の上昇に加速感がみられず、海外経済の不確実性が強まっているなかで、追加利上げを急ぐ状況にはないと認識している」と報じ、日銀による早期の追加利上げ観測が後退したことから円を売る動きが活発化した。その後に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は上昇率が市場予想に一致したが、インフレ圧力の根強さが示されたと受け止められドル円相場は一時152円80銭台まで上伸。米追加利下げを妨げるほどではないとの見方が広がるにつれて151円90銭台に伸び悩む場面もあったが、米長期金利の上昇を手掛かりに再びドル買いが流入した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0496ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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