ジェイフロが急反発、24年5月期有価証券報告書の提出完了を発表
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ジェイフロンティア<2934.T>が急反発した。この日、発表が遅れていた24年5月期の連結決算短信を開示し、有価証券報告書について同日に関東財務局への提出が完了したと発表した。あわせて過去の決算の一部訂正とともに、25年5月期の業績予想を公表している。25年5月期の売上高予想は前期比18.5%増の210億円、経常損益の赤字幅予想は6000万~2億6000万円とした。前期の経常損益の赤字幅は6億4200万円で、今期は経常赤字の縮小を見込む。これらを手掛かり視した買いが入ったようだ。 同社は広告売上取引における不適切な会計処理の疑いが発覚したことに伴い、特別調査委員会を設置。11月に調査報告書を同委員会から受領した。調査内容の検証など追加的な監査手続きが発生し、24年5月期の決算短信の開示が期末後50日を超えることとなった。同社株は11月28日に東証により監理銘柄(確認中)に指定され、12月11日までに24年5月期の有価証券報告書を提出しなかった場合、東証は上場廃止を決定するとしていた。なお、東証は同日、決算訂正に関する発表があったことに伴い、ジェイフロの株式売買を午前9時00分から午前9時15分まで一時停止した。 出所:MINKABU PRESS