米外為市場サマリー:一時152円18銭と約2週間ぶりの水準に上昇
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10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円95銭前後と前日に比べて75銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円97銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安だった。 中国の政策期待で投資家心理が強気に傾くなか、米長期金利の上昇を手掛かりとしたドル買いが先行。また、日銀の12月会合での追加利上げ観測が後退していることで、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが入りやすい面もあった。11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を11日に控えた動きにくさもあったが、この日に全米自営業者連盟(NFIB)が発表した11月の中小企業楽観度指数が3年5カ月ぶりの高水準となったことがドルの支援材料となり、ドル円相場は一時152円18銭と11月27日以来およそ2週間ぶりのドル高・円安水準をつけた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0527ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS