話題株ピックアップ【夕刊】(3):アールプラン、シンカ、H株ブル
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■アールプランナー <2983> 1,424円 +174 円 (+13.9%) 本日終値 アールプランナー<2983>が急伸し年初来高値を更新。9日の取引終了後、25年1月期の連結業績予想について、売上高を388億円から400億円(前期比24.7%増)へ、営業利益を17億円から21億6000万円(同4.1倍)へ、最終利益を10億円から13億円(同5.9倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から30円(年45円)へ引き上げたことが好感された。新規出店効果や、独自のデジタルマーケティング戦略により効率的な集客を行ったことで、戸建住宅の受注高・受注棟数の好調が継続し、戸建販売棟数が順調に推移しており、なかでも独自のマーケティングが奏功し分譲住宅の販売棟数が大幅に増加していることが要因。また、販売価格の適正化やコストコントロールにより売上総利益が改善していることも寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(2~10月)決算は、売上高293億5400万円(前年同期比34.0%増)、営業利益15億3200万円(前年同期4300万円の赤字)、最終利益9億2900万円(同1億3400万円の赤字)だった。 ■シンカ <149A> 844円 +85 円 (+11.2%) 本日終値 シンカ<149A>が急反発。9日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書でアラブ首長国連邦ドバイの投資家ヴォイチェフ・ヤクブ・ポドバス氏の株式保有割合が6.00%となり、新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。なお保有目的は純投資で、報告義務発生日は12月2日としている。 ■H株ブル <1572> 5,578円 +440 円 (+8.6%) 本日終値 中国H株ブル2倍上場投信<1572>など中国株ETFが動意。中国共産党が9日に開催した中央政治局会議で財政政策や金融緩和を行う姿勢を示したことが伝わっている。これを受け中国当局による政策期待の高まりから、同ETFに買いを入れる動きが出たようだ。One ETF 南方 中国A株 CSI500<2553>、iFreeETF 中国科創板 50(STAR50)<2628>、MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信<2530>も商いを伴って上昇している。また、NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信<1309>、上場インデックスファンド中国A株(パンダ)E Fund CSI300<1322>も高い。 ■YCP <9257> 612円 +42 円 (+7.4%) 本日終値 YCPホールディングス<9257>は急伸。9日の取引終了後、村上世彰氏の長女である野村絢氏の保有割合が5%に達したことが明らかとなり、これを思惑視した買いが入ったようだ。同日、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が関東財務局に提出した大量保有報告書によると、野村絢氏が111万4600株、シティインデックスイレブンスが100株を保有し、持ち株比率は合計で5.01%となった。野村氏は市場内で段階的に取得を行った。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。 ■IMV <7760> 1,163円 +73 円 (+6.7%) 本日終値 IMV<7760>の上値追い鮮烈。11月以降、動兆著しいが12月に入ってから大勢3段上げの様相をみせている。前日は6日ぶりに小休止したものの、きょうはすかさず押し目買いが入り、一時1172円まで上値を伸ばし上場来高値を更新した。自動車業界向けを中心に振動試験装置・計測器の製造販売及び受託試験サービスなどを手掛けるが、防衛関連向けでも受注実績を重ねている。防衛省関連案件の製品開発に伴う振動試験装置などの需要を、三菱重工業<7011>などの総合重機大手からの受注として間接的に取り込んでおり、将来的な収益成長余地に期待が大きい。世界的にも振動試験装置を開発するメーカーは少なく、同社はグローバルニッチトップとしての位置づけで注目度が高まっている。株価は2カ月間で2倍近くに変貌したが、時価総額ベースではまだ200億円弱に過ぎない。モメンタム重視の需給相場に発展しつつあるが、業績好調に加えPERなど株価指標面からも依然として割安で、水準訂正余地に着目した投資資金の追随買いを誘っている。 ■新都ホールディングス <2776> 161円 +10 円 (+6.6%) 一時ストップ高 本日終値 新都ホールディングス<2776>は一時ストップ高。9日取引終了後、日本を拠点とするAIデータセンター事業に関し、カナダのHASHCAT社と業務提携契約を締結すると発表した。同社は米サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューターとAI算力設備の調達・構築に関する覚書を締結しており、この取り組みを実現するため、大規模GPU算力ソリューションなどを提供するカナダ企業と提携するという。 ■ZETA <6031> 430円 +24 円 (+5.9%) 本日終値 ZETA<6031>が急伸。同社はきょうの取引開始前、エスコ(大阪市西区)が運営する商品検索サイト「SAKKEY」に、自社のEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」が導入されたことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。 ■クオルテック <9165> 1,303円 +68 円 (+5.5%) 一時ストップ高 本日終値 クオルテック<9165>が一時ストップ高まで買われた。同社はきょう、資本・業務提携先である立命館大学発ベンチャー、Patentix(滋賀県草津市)がルチル型二酸化ゲルマニウム(r-GeO2)単結晶薄膜上に、ショットキーバリアダイオードを形成し、その動作を確認することに成功したことを明らかにした。これはr-GeO2で実現された世界初の半導体デバイスで、r-GeO2パワー半導体デバイスの実現に向けて大きな一歩になるとしていることから、これを材料視した買いが流入したようだ。 ■INGS <245A> 2,575円 +114 円 (+4.6%) 本日終値 INGS<245A>が堅調推移。同社は9日の取引終了後、11月度の直営店売上高速報を開示した。既存店売上高はラーメン事業が前年同月比7.8%増、レストラン事業が同9.7%増と、ともに増収基調を継続しており、買い安心感が広がったようだ。全店ベースではラーメン事業は同28.5%増、レストラン事業は同21.8%増となった。同社は「らぁ麺 はやし田」やワンコインピザの「CONA」を展開。インバウンド客の増加がラーメン事業の追い風となり、大阪・道頓堀店などが伸長するなど好調だった。「CONA」も客数が強い伸びを示したとしている。 ■ソマール <8152> 5,560円 +200 円 (+3.7%) 本日終値 ソマール<8152>が3日続伸。9日の取引終了後、投資有価証券売却益の発生に関する開示を行った。上場株式2銘柄を資産の効率化を目的に売却。売却益は4億7400万円で、25年3月期において特別利益として計上する予定としている。今期の最終利益は連続最高益の計画を示している同社だが、最高益予想を上積みする形での上方修正を見込んだ買いが入ったようだ。同社は他の要因を含め今期の業績予想については精査中であり、修正が必要な場合には速やかに開示するとした。 ●ストップ高銘柄 シルバエッグ <3961> 916円 +150 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値 ジィ・シィ企画 <4073> 922円 +150 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値 GMOメディア <6180> 4,880円 +700 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値 など、7銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース